「ともに悲しむ」ということ

こんばんは!高尾です(^^♪

5月とは思えないような日差しに驚いてしまいます☀
今からこんなに暑くては、先が思いやられます💦

今日は大学院で、講演会がありました。私が以前在籍していた、グリーフケア研究所所長の島薗先生をお迎えしての講演会。
「ともに悲しむ」こととスピリチュアリティーということで、「うたの力」を中心にお話しくださいました。

「ともに悲しむ」経験を分かち合う時代もあったけれども、「ともに悲しむ」ことが困難になる状況も生じがちであった。今はその「ともに悲しむ」経験が得にくい時代だからこそ、社会ではグリーフケアが求められると言える。
現代社会は、「公認されない悲嘆」や「あいまいな悲嘆」に苦しむ人々や、悲嘆により、孤立し、孤独に苦しむ人々が多い。その人々のために「ともに悲しむ」ことができ、「ともに安らぐ」ことのできる場所を作り、かなしみを分かち合うという経験をしていただくことに、グリーフケアの最も大きな存在意義があると言える。
そして、音楽療法のひとつでもある「うたをともに歌う」ことは、様々な悲嘆で苦しんでいる人々のケアに有効である。

という内容でした。

話したくても聴いてくれる人が周りにいない、とか、安心してこころの声を語ることのできる場所がない、とか、グリーフケアそのものを知らなかった・・・とか。。。現在社会は「ともに悲しむ」ことのできない世の中になってきていることは確かです。
クライアントさんのお話を伺っていて感じるのは、やっとここに来ることのできた安堵感です。

私たちBe-ingにできることは、ここにかなしみを語る場所があるということ、ここに来れば話を聴いてくれる人がいるということ、そして、あなたは決してひとりではないということ、を伝え続けていくことだと信じています。

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