「想い出の会 ゆるり」

こんばんは!高尾です(^^♪

1月が暖かかったせいか、ここのところの寒さが堪えています。
それでもなぜか「街かどグリーフサロン」のお部屋は、エアコンなしでもポッカポカです☀️おひさまの力って、本当に凄いです!!

さて、今年で3回目になる「想い出の会 ゆるり」。訪問看護ステーションの看護師さんと共に立ち上げたのが2年前。今年も無事に開催することができましたヽ(^o^)丿
昨年は、あの身動きが全くできなくなる謎の腰痛で、zoom参加にしていただきました(ToT) 打ち合わせの時には起き上がることもできず、ビデオをオフにして寝たまま参加でした(~_~;)
今年は、打ち合わせも当日も腰痛に悩まされることもなく、10時前に光が丘(*_*;というかなりの難題もクリアし、午前中の遺族会と午後の勉強会を無事終えることができました。

訪問看護の医師や看護師のお陰で、自宅で最期を迎えることができるということは、ご本人にとってはとても幸せなことかもしれません。しかし、それを見守り介護するご家族には様々な思いが渦巻くのではないかと思います。果たして自分にできるだろうか、という不安もあるでしょう。大切な方がどんどんと弱っていく理不尽さに耐えられるだろうか、という恐怖心もあるでしょう。
特に関係性があまりよくなかった場合、苛立ちや苛立ってしまったことへの嫌悪感など、負の感情も生じがちです。
看護師さんが訪問の度に話を聴き対応されていますが、心身両方のケアはかなりの負担になるのではないかと案じてしまいます。

でも、だからこその遺族会なのかもしれません。
ご家族を亡くされた方のかなしみと、ケアする側の喪失感。そのどちらをも癒やしてくれるのが遺族会なのかもしれません。

ご遺族の方々と、その看護に携わった医療関係者との同窓会のような柔らかな空気感。うんうんと頷き合いながら、懐かしむようにお話をされ、かなしみを共に味わっておられるようでした。

男性の方は、案内をもらった時に「行ってなにをするんだろうか」「行ってなにになるのだろうか」という思いが強く、なかなか返事が出せなかったと話されました。でも、勇気を出して来てみたら、普段話せなかったことが、今日はなぜか話すことができた、との言葉が聞かれました。
なにかのきっかけがないとなかなか言葉にできないことが、「話す場所」をもらえたことで、口にすることができたようでした。

女性の方からは、「自分にもまだこんな感情が残っていたんですね」と、止まらぬ涙を拭いながらも、あらためて気づかれたことがあったようでした。

「気づきの場所」でもあり、「誰にも語れなかったことを語ることのできる場所」。「語ることによって気付けることがある」ということを今回も目の当たりにして、このような場所は絶やしてはならないと強く感じました。

午後は、グリーフケアを学びたい方や今後遺族会を開きたいと思っておられる方々との勉強会。

なぜかお茶室での開催^^;
風情があります

 

 

 

 

皆さま熱心に耳を傾けてくださり、「街かどグリーフサロン」のようなグリーフカフェを作りたいという方も!

グリーフケアを少し先に学んだものとして、或いはグリーフ&セルフケアのコミュニティを作った先駆者として、これからも伝えられることはどんどんお伝えしていきたいと思います(^^)/

 

自宅に戻れば、ピアノの先生♫
最後の生徒とのレッスンは本当に楽しい

彼女も小学校1年生から大学4年生までの16年間、毎週毎週通ってきてくれました。
それがどれだけ凄いことなのかに気づくのは、もうちょっと先になるかもしれません。

 

最後の連弾はドビュッシー
そしてソロもドビュッシーの「月の光」

静かに静かに、レッスンの幕を引くことになりそうです♪

 

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