グリーフケア研究所

こんばんは!高尾です(^^♪

「お家にいよう!」「Stay Home!!」
うつさない、うつされない。
在宅勤務にになって、2週間が過ぎました。
時限措置として、初診からオンライン診療が認められ、多くのクリニックから申請が来ています。承認しても承認しても、次から次に舞い込んでくるので、どこで業務を終了してよいのかもわからない状況が続きます。
朝から晩までずっとデスクの前。お昼休みが取れない時には、ご飯を食べながらパソコンに向かっています。通勤がないのが楽〜〜〜〜と思っていられたのも束の間。身体を動かさないということはこういうことになるのだな、、、と思い知る日々です。運動不足で身体が重くなり、ずっと座っているから腰が痛くなり、目はかすみ、肩はバリバリ・・・
どんなに遠くてしんどくても、毎日の通勤でイヤでも身体を動かすことが、やっぱり私には必要だったのかも、と、仕事の前後のどこかで「歩く」ようにしよう!!と決意いたしました(^_^)v

私は、上智大学「グリーフケア研究所」の第一期生です。
このグリーフケア研究所は、2005年の4月25日に起きた「福知山線脱線事故」の犠牲者家族のこころのケアを、シスター高木慶子がJR西日本より依頼されたことを発端に、その後設立されました。

宝塚発のJR線。私が住んでいた当時の宝塚の駅は、阪急もそれなりに寂れてはいましたが、少し離れた場所にあったJRの駅は、人もまばらで本当に寂しい駅でした。ほとんどの住人が大阪に出るにも阪急線を使っていたので、私も1~2回しか乗ったことのない路線でした。が、今では駅も立派になり、多くの方が利用するようになったと聞いています。その理由はただひとつ。「阪急よりも速いから」。
多分、集客するには、スピードで差別化するしかなかったのでしょう。事故後も、結局は速いからという理由で、利用する人は多いとのこと。いのちの危険にさらされながらも、そんなに人は1分1秒を急ぐものなのでしょうか・・・

犠牲者の方々はもちろんのこと、JR西日本の社員たちもとても傷つくこととなった悲惨な事故でした。
大きな傷を負いながらも、奇跡的にいのちの助かった方の記事が載っていました。救助される時に、若い女性の「助けて」という声が聴こえたそうです。自分は救出してもらえたけれども、その女性を助けることができなかったこと、どれほど辛かったことでしょうか。。。しかしその後、彼はその女性と再会することとなります。
彼は「事故の背景には、乗客一人一人の人生があり、その家族や恋人、友人がいることを知ってほしい」と訴えます。2両目に乗っていて助かった彼は、「最期の位置を知り、その場所に行きたい」と願う遺族と共に、犠牲者の「最期の乗車位置」を探す活動に取り組み、そこで、その女性と再会できたそうです。
しかし、悲惨な事故を思い出す作業を繰り返すことで心身はダメージを受け、フラッシュバックを起こすことも。。。その苦しい思いに寄り添ってくれたのは奥さんでしたが、共に活動していた、恋人を事故で亡くした女性が後追い自殺をしたことがきっかけで、奥さん自身が双極性障害に陥ってしまいました。

これらのことを経験し、彼自身、たくさんの気づきや、変化があったと言います。その中で1番大きなものは「人の痛みを想像できるようになったこと」。
そして「事故の責任にしてしまうのが1番楽なんです。でも、それでは何も変わらない。」という答えを出しました。そして「事故がなければスカスカな人生だった」という言葉に繋いだのです。(毎日新聞2020/3/29掲載)

この言葉に繋がるまで、どれだけの涙を流されたことでしょう。どれだけ苦しい思いをされたことでしょう。私には想像もできなければ、ましてや理解することなど、とてもできません。ただ、どれだけ辛くとも、その痛みと向き合うことは、一筋の光を見い出すエネルギーとなるということは、いつもBe-ingに来てくださっているクライアントさんからも感じています。PTG=つらくかなしい経験からの自己の成長。人には「レジリエンス」が宿っています。その力を引き出してくれるのは、それぞれの持つ「スピリチュアリティ

この痛ましい事故があって、グリーフケア研究所は立ち上げられました。そこで学んだ私たちは、そこで学んだ大切なものを社会に還元していかなければならないと強く感じています。それは、この事故だけではなく、愛する人を亡くした方々の思いに寄り添うということだと信じるからです。

Be-ingはお休みにさせていただいておりますが、この状況下で気持が不安定になっておられる場合には、対面ではない方法でのカウンセリングを実施する方向で考えております。一人暮らしで誰とも話ができず、しんどい思いをされている方は、どうぞ、メールにてご相談ください。できる限りの対応をさせていただこうと思っております。

 それでも春はやってきた🌺

 

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