こんばんは!高尾です(^^♪
本日、大学院前期の授業が無事終了しました\(^o^)/
覚悟はしていたものの、金曜21時40分までの7限と土曜4コマ連続授業は、本当に本当にきつかったです。もう、絶対に無理です(;_:)
今日は死生学特論の発表。
湯本香樹実さんの「夏の庭 -The Friends-」。
逝くおじいさんと残される少年たちのひと夏の物語。少年たちの目線で「生」と「死」が丁寧に描かれた作品です。(絵本ではありませんが、絵本の花束にアップしました。)
子どもならではの、素直で純粋な「死」への問いかけを、神谷恵美子さんの「生きがいについて」や若松英輔先生の「涙のしずくに洗われてさきいづるもの」と「君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた」の中のフレーズを交えながら、お話ししました。
おじいさんとの別れはとても悲しいものだったけれど、少年たちはただ悲しいだけではなく、何か確かなものを手に掴んだように思います。それは、思い出の中に生きているというようなものではなく、常に傍らにいて、これからの人生における道標になる存在へと変容していくのではないでしょうか。作者の少年たちに対する厳しさと、温かい眼差しが感じられ、気持ちが優しくなる物語です。
手にとっていただければ、、、と思います。
夏から秋にかけて、学会があちらこちらで開催されます。
ゼミの先生が立ち上げられた「横浜ADHD研究会」では、「ADHDの社会問題とその対処法・治療法」「スマホ・ゲーム依存を取り巻く問題とその対応」というテーマで講演があります。
最近クリニックでも、生きづらさを感じ、自分はADHDではないか・・・と受診される方が増えてきています。きちんと治療をしないと、いずれうつや双極性障害に移行する可能性のある病気です。大学でも、ADHDで休学したり退学する学生が増えてきているそうです。そのまま治療せずに社会人になると、なかなか職場に適応できず、休職や退職に追い込まれるケースも出てきます。社会の中でADHDの抱える問題と、どう対処し治療していくのかを学んで来ようと思います。
そしてもうひとつ、スマホ・ゲーム依存の問題です。ADHDの症状のひとつに「依存症」が挙げられます。アルコール、薬物、ギャンブル、に続き、4つ目の依存症として、スマホ・ゲーム依存が加えられたそうです。
今回、久里浜医療センターの院長先生が、スマホ・ゲーム依存についてお話をしてくださるそうです。確かに、道を歩いていても電車の中でも、ゲームに興じている人がたくさんいます。以前、ホームから転落して命を落とした少年もいました。当たり前になってきたこの日常の風景を、医療の視点からお話していただけるのはとても興味深いので、参加させていただこうと思っています。
そして、私が所属している日本スピリチュアルケア学会学術大会。
今年のテーマは「コミュニティとスピリチュアルケア」。
地域でのスピリチュアルケアは可能か?そこに宗教者が加わって役割を果たしていくにはどうすればよいのか。。。
今年は上智大学&鶴見大学で開催されます。
興味がおありの方は、学会のHPを覗いてみてください👀