こんばんは!高尾です(^^♪
冬らしい気候が続きます。
今、外は雨です。不思議と雨が、以前ほど嫌いではなくなってきています。カラカラ空気もしっとり、気持ちもしっとり、、、だからでしょうか。。。
今日は、北鎌倉にある葉祥明美術館のサロンで、クリスマスホームパーティーが開かれました🎄
ジェイクがお出迎え🐶
プログラムは、葉祥明さんのお話とゲストの作曲家でジャズピアニストでもある谷川賢作さんの演奏。そして最後は、谷川さんの即興演奏に乗せての葉祥明さんの朗読という、なんとも贅沢で素敵なコラボ♡
葉祥明さんはいつもノートを持ち歩いておられて、浮かんだ詩を書き留められているそうです。今日はその中から朗読してくださいました。事前の打ち合わせはしなかったとのことで、その詩を聴きながら谷川さんが即興で演奏してくださったそうです♫しかも、クリスマスソングをさりげなく織り交ぜながら!
ジャズってなんて自由なんでしょう💕
楽譜を見せていただくと、メロディーとコードしか書かれていません。こんなほぼ真っ白のシンプルな楽譜から、気持ちを揺さぶられるような演奏が生まれるなんて(*˘︶˘*).。.:*♡
葉祥明さんがお話の中で1番伝えたかったこと。。。
ある番組を観ていた時のこと。「いろんなことが、コロナ前に随分戻ってきましたね」・・・「それじゃ意味ないでしょ!」というやりとり。
この「それじゃ意味ないでしょ!」という言葉が突き刺さったそうです。
コロナという未知の感染症を経験して、それでも尚、なにも変わらず元に戻ってしまったというのではなんの意味もないでしょう。たとえ周りから見たらなにも変わっていないように見えたとしても、自分にはわかるはずです。この3年間の経験で自分の内面が変わりつつあることを・・・
そして、その変わった自分で、自分がこれからどうなりたいのか、、、をしっかりと感じ考えましょう。
ということなのではないか、と私は考えました。
元気だった人が、コロナで呆気なくあちらの世界に逝ってしまう様を何度も経験して、自分だっていつどうなるかわからない状況の中で、「死」というものを初めて身近に感じたのではないでしょうか。
いつまでも続くと思っていた「生」が、いつどうなるかわからなくなってしまったことで、「いつか」ではなく「今ここ」を大切にしたいという気持ちが芽生えてきた方も少なからずいらっしゃると思います。
ひとりひとりがそのように感じ、内面が少しずつ変わってきたとしたら、たとえ世の中の有り様がコロナ前に戻ったとしても、決して元の世界と同じではないということでしょう。いや、同じであってはならない、という強い思いが伝わってきました。
だからこそ、最新の書簡では、パステルカラーのメルヘンティックで優しいタッチの絵の奥の奥の方に秘められた強い思いを少し表出されたそうです。
ちょっと今までとは違った色彩とタッチ。きっと先生の内面にも、なにか変化があったのでしょう。
「そして、光へ」
深いブルーの世界に一筋の希望が見えるような、そんな力強い絵に私は感じました。
最後に先生から「どうぞ皆さま、よい人生を!!」
そして、本日素敵な演奏をしてくださった谷川賢作さんは、先日ご紹介させていただいた「ぼく」という絵本を書かれた、谷川俊太郎さんのご子息でもあられます。
お父様とのユニークなエピソードも交えながら、様々な曲を披露してくださいました。
最初の演奏は「私はイエスがわからない」という曲。この曲は、ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」の中で歌われた1曲です。そしてそれは、私が高校2年生の時の英語劇で全幕やった演目でもありました。そして、ちょうどこの曲は私が伴奏を担当した曲で、ジーザスの中でも1番好きな曲でした。
こんなことがあるんだ!という驚きと共に、あの時の感動が走馬灯のように蘇ってきて、くすぐったくもありました。
音の記憶も、匂いの記憶とともに、すごいチカラを持っていますね ♪
これらのチカラに助けてもらいながら、確かに以前とは少し違う、ちょっとだけ変わった自分はこれからいったいなにをするのか??を考えていきたい!!という前向きな気持ちになれた時間でした。
とてもこころのこもった、温かいおもてなしをしていただきました。本にサインもしていただき、大切な宝物になりました。
出てみると外は真っ暗★★でも、気持ちはぽっかぽかで、足取りも軽く逗子の山頂まで元気に戻ってくることができました(*^^*)