日本臨床死生学会総会 シンポジストとして参加して

こんばんは!高尾です(^^♪

外に出た瞬間、思わず顔をしかめてしまうほどの暑さです💦
日傘なしに歩くことなどできないくらいの強い日差しが降り注ぎ、しかも都会では足元からの照り返しもすごいことになっています。
「災害級の暑さ」とはよく言ったもので、本当に自分の身は自分で守るしかない今年の夏になりそうです。

さて、先週末『日本臨床死生学会総会』が、恩師である山田教授が大会長を務められ、母校の東洋英和女学院大学大学院にて開催されました。初日は、お隣の東洋英和女学院中高の講堂をお借りすることができ、2階に鎮座する立派なパイプオルガンを拝見することができました。

 

 

 

 

基調講演、特別講演、教育講演、シンポジウムと、全て山田先生がお一人でテーマも演者も企画・選出されたので、しっかりと一本筋の通った内容となっていました。

私はシンポジウム1の「スピリチュアルケアの実践」のシンポジストとして登壇させていただきましたが、松田先生、前川先生とともに、三人三様の立ち位置・目線・ケアの在り方を、事例を通して報告いたしました。それは、グリーフケア/スピリチュアルケアの臨床現場で何が起きているかという根幹を成す内容でありつつ、具体的な事例が示されることによって、非常に興味深く、しかもわかりやすいシンポジウムとなりました。「つたえびと」としてのお役目は果たせたように思います。

私は、修士論文を「物語ることによるPTG(心的外傷後成長)の獲得」という観点から、クライアントさんの「ものがたり」をまとめ直し、目に見えるもの、耳に聴こえるものだけではなく、その背後に存在する大いなる世界にもこころを寄せていく必要があるのではないか、という内容の話をいたしました。科学では解明できないような不思議なできごとが、この世ではたくさん起きているのです。
そして最後に、谷川俊太郎さんの絵本『ぼく』を紹介させていただき、次のシンポジストにバトンタッチいたしました。

その後いろんな方にお声がけいただき、今回迷いながらお引き受けし、途中何度も後悔したこの大きなお役目でしたが、鎌田先生の久高島からのメッセージなど、会場内でスピリチュアリティがシンクロする場面を何度も体感することができ、本当にいい学会に参加させていただいたと感謝しております。

会場では、グリーフケア研究所の同期生、大学院のゼミの先輩・後輩・同級生、そしてお懐かしい研究所時代の恩師との再会も叶い、活動を続けてきて本当によかった(^^)と思える瞬間でもありました。

大学院卒業後は研究から遠ざかっておりましたが、今回の経験を踏まえ、もっと身近でもっと関わりやすいグリーフケア(ロストケア)の実践に向けて、また勉強をしてみたくなっております。

とはいえこの暑さです(・・;)
体力・気力・知力と相談しながら、今の自分にできることから始めてみます!!

 

 

家に帰ると、美味しそうなこれが待っていてくれました(๑´ڡ`๑)
エアコンで冷え切った身体が、内側からポカポカに!(次男も随分腕をあげてきました💪)

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