2組の母娘

こんばんは!高尾です(^^♪

かなり寒くなってまいりました。
あちこちで、マスクをしている方をお見かけする季節となりました。
そろそろインフルエンザも・・・でしょうか。。。

ここに、2組の母娘がいます。
どちらも子供の頃はとてもいい子だったのに、高校生になって、或いは社会人になってから、突然母親に反抗するようになりました。
「お前のせいで、私はこうなったんだ!なにもかもお前が悪い!!」

Aさんは、カウンセリングを母娘で受けています。そこの先生は、母親は全力で子供を受け止める、受け容れる、全てを投げうってでも娘を護るのは母親であり家族だというお考えです。

Bさんは、自己啓発セミナーのようなところを渡り歩き、ついに自分にピッタリの安息の場を見つけました。親と子供は別の人格。子供のことなんかで悩むのは辞めて、自分だけの幸せを見つけましょう。あなたはなにも悪くない。50歳からの幸せ探しをいたしましょう、という場所みたいです。

結果、Aさんは相当な覚悟を決めて、今「大きな赤ちゃん」を抱えながら、育て直し、関わり直しをしています。少しずつ少しずつ、「自分を救ってくれるのは、こころから信じてくれるのは、許してくれるのは、結局この人しかいないんだ。」という経験と思いを積み重ねていっています。

Bさんは、新興宗教の教祖のようになってしまい、子供とちゃんと向き合うことから逃げることへの言い訳を、とても素敵な言葉に置き換えて、日に何度もFBで、まるで自分と同じように悩んでいる人たちを洗脳するかのようにメッセージを発信し続けています。まるで別人のようになってしまいました。

子供は確かに、産まれ出た瞬間から、この世でたったひとつの人格を持った人間となります。でも、そのまっさらな人格を育んでいくのは、やはり親であり家族なのではないかと思うのです。親とて子供が生まれて初めて親となるわけで、子供を育てながら「育自」をしていくわけです。完璧な親など、どこにもいません。その欠けたなにかが、子供の思いに引っかかってしまった時、それまで抱いていた愛情が「お前が悪い」という憎しみへとかわっていくのかもしれません。
「どんな自分であっても、受け容れ、許してくれるのは親だけなんだ。」幼い頃にかけ違えてしまったボタンを、ひとつひとつ外しながら、掛け直していく。それは気の遠くなるような作業かもしれません。それでも、この世に生まれた以上、自分のところに生まれてきてくれた以上、そう思いながら生きていて欲しいです。
それなのに、50歳からの幸せ探しだの、私は私で幸せになるから、あなたはもう勝手にやりなさい、だの、信頼関係が崩壊しているのに、あなたを信じてるわ、だの言われても、苦しくて苦しくて親にしかその気持をぶつけることのできなかった子供は、いよいよ本当に心底どうしたらいいのかわからなくなってしまうと思いうのです。だからこそ、育て直し、関わり直しをしながら、育自をもやり直す必要があるのに、自分に背を向けて逃げていった母親をどんな面持ちで見ているのかと思うだけで、切なくなってしまいます。
でも、世の中逃げ出したい、そして、その言い訳を熱烈に代弁してくれ、正当化してくれる人を求めている人のなんと多いことでしょうか。。。

親が苦しんでいる時、子供はそれ以上に苦しんでいます。大きくなったとはいえ、まだまだ大人と同じように自分と向き合うことは難しいです。その時、苦しんでいる子供を救えるのは、本気で向き合えるのは、信じ続けられるのは、やっぱり、やっぱり、親しかいないと思うのです。

Bさんのように向き合うことから逃げてしまうと、そして、そんな自分を正当化し、それを称賛してくれる人に囲まれていると、一時的には楽になるでしょう。これこそ私の幸せよ!!となにかに操られるように発信し続けている彼女は、だから今、とても幸せそうに見えるかもしれません。でも、本当はそうではないから、日に日にやつれていっているのだと思います。

子供のことで悩み苦しんでいるお母さんが流す涙は、本当に悲しみに溢れ、どう手を差し伸べたらいいかすらわかりません。でも、、、と先日その涙を見て思ったのです。こんなにも子供のことでかなしい涙を流せるなんて、「お母さん」の情って本当にすごいな・・・って。「お母さん」から逃げた人の笑顔よりも、「お母さん」でい続けることの苦しみの中で涙にまみれている人の泣き顔のほうが、ずっとずっと私には人間らしく感じられました。

Aさん、本当にここまでよく踏ん張ってこられましたね。あなたがどれだけの思いで、お嬢さんと向き合い、ありのままの彼女を受け容れていく覚悟を決めたのか、ずっと側で見てきました。きっとその思いが届く日がくると信じています。お母さんの眼差しが、しっかりと自分に向けられていることを、今あらためて感じているはずですから。
一生懸命に自分と向き合って、Aさんご自身がずいぶんと変わられましたね。親が変われば、子供もちゃんとそれを感じて、いずれは自分自身と向き合う日が来ます。良くも悪くも、母娘は血がつながっていますから・・・
子供の眼差しが、しっかりとお母さんに向けられた時初めて、その子を手放す準備を始めてもいいのではないでしょうか。

Bさん、あなたが発信してくるメッセージは、こうやって厳しい現実と必死で闘っている人にとっては、とてもとても苦しいものです。子供の苦しみに背を向けることは、本当にあなたにとっての幸せなのでしょうか?なにかに取り憑かれたかのように、機関銃のようにメッセージを発信しているあなたは、いったい何を恐れ、何から目をそむけ、何から逃れようとしているのでしょう?本当に大切なものを失う前に、はやく戻ってきてください。

ここに2組の母娘がいます。
どちらも大切な友人です。どちらが正しいのかはわかりません。
しかし、家族になったその日から、家族が1番大切な存在であって欲しい、信じ合える存在であって欲しいと願います。家族を信じ、家族を護り、家族を救い、そして家族を許せるのは家族しかいない、ということを、ご自身の生育を顧みて気付いて欲しいと切に願っています。あなたの言う「自分だけの幸せ」って、なんだか、とっても薄っぺらでさみしい響きに私には感じられます。

あくまでも、あくまでも、私個人の思いですが・・・

Big  You  Small  I 」
私が育った学校の大切な教えのひとつです。

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