元ちゃんハウス訪問

こんばんは!高尾です(^^♪

金曜日から金沢に行っていました。
想像していたよりも暖かくて驚きました(・o・)
それでも、兼六園では雪吊りの準備が着々と進んでいました。
それにしても、金沢のお天気の変わりやすいこと(*_*)「弁当忘れても傘忘れるな」と言われているそうです。

晴れたり、降ったり止んだりの中、先日ご紹介した「元ちゃんハウス」を訪問してまいりました。金沢在中の友人(「風心庵」店主)が、自分も行ってみたい、協力したい、と言ってくれたので、付き合ってもらいました。

金沢らしさ、金沢ならではのマギーを目指しているそうです。
マギーでは、がん患者であっても、自分らしく生きていける場所作りを行っています。発祥地はイギリス エジンバラです。
 通り沿い、1階のお部屋
いつも外に向かって開かれています。初めての方には、こちらでまず、お話を伺うそうです。
 3階の大広間
マギーには必ずキッチンがあります。大きな1枚板のテーブルを囲んで、様々な色・形の椅子が並びます。患者さんもそれぞれお一人ずつ、違っていい、違って当たり前、、、という思いを込めているそうです。
 奥の広間
1面ガラス張りの窓からは、山々が見渡せます。もう少ししたら、炬燵が登場するそうです。これも金沢らしい(^^)
 ソファーと色とりどりのクッション
こちらの椅子も様々です。間接照明も金沢らしさの一つだそうです。
天井と床には天然木が張りめぐらされています。

 オストメイト用トイレ

 個室
まあるい、あったかいイメージの照明にこころ癒やされます。ここは、病名や余命を宣告されたばかりの方や、再発してしまった方が、心置きなく、そのグリーフと向き合うことのできるお部屋になっています。

 坪庭
どのフロアからも覗くことのできる、緑いっぱいの坪庭です。これも金沢らしさを取り入れているそうです。そういえば、風心庵にも坪庭があり、ホッと一息つける場所となっていました。

西村元一ドクターは、ご自身ががんに侵されながらも、準備を進めておられたそうです。というよりも、彼のいのちに限りがあるとわかったからこそ、このハウスのオープンを早急に叶えよう!!と、周りの人たちが団結できたのかもしれないとのことでした。西村ドクターがご病気に倒れられたことはとても残念なことではあるけれども、こうやって夢が叶えられたことにより、彼の魂は、いまなお、この場所で輝き続けているのです。

・病院の外にあること
・でも、病院が近くにあること
・静かな場所であること
・でも、中心地であること
・交通の便がいいこと
・無料で貸してもらえること

この、一見矛盾しているような難しい条件を全て叶えてくれたこの土地で、元ちゃんハウスの扉は、今日も開かれています。
家具も内装も、ひとつひとつにこだわりがあり、とても豪華でお洒落なことに驚きました。そして、これら全てを寄付金によって賄っておられることに、さらに驚きました。亡くなった西村ドクターのお人柄なのでしょうか・・・

晴れていた空が、お話を伺っているうちにみるみる暗くなり、失礼する頃には土砂降りになっていました。
その後、友人がとっても素敵なカフェに連れて行ってくれ、そこで、それぞれが感じたこと、疑問に思ったことなど、こんなにいいものをいただきながら、分かち合いました(*˘︶˘*).。.:*♡

金沢では6日に蟹が解禁されたそうで、早速晩ごはんにいただきました。

ずっと行ってみたいと思っていた「元ちゃんハウス」に行けて、とても勉強になりました。
来年からグリーフケアの勉強会を始められるということで、ご協力できることがあれば・・・というお話になりました。様々な問題を抱えながらも、日々がん患者さんのお話に耳を傾け、サポートされている姿に敬服いたしました。

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