山に祈る

こんにちは、高尾です。

今年も8月12日が巡ってまいりました。
沢山の方々の思いが涙雨となり、東京の空から降り注ぎました。

恐らく、中高大学時代の友人たちは、同じ思いで、あの恐ろしい事故が起きた日の記憶を辿っていると思います。
私も、第一報を受けた時の「三人称の死」が、乗客者名簿のテロップが流れた瞬間に「二人称の死」へと姿を変えた時の衝撃を今でも忘れることができません。

34年がたちました。
520名の尊いいのちと、そのいのちを愛おしむ方々の思いは、姿かたち、そして色合いを変えながらも、いまなお色褪せることなく、生きつづけているのです。
そのかなしみが失せることはないけれども、毎日、毎年、手を合わせ、祈り続けることにより、かなしみはよりいっそう深められ、それぞれの人生において、今ではなくてはならないものに変貌を遂げつつあるのかもしれないと思うのです。

坂本九さんのお嬢さんの言葉を載せさせていただきます。(2019/08/12 大島花子さんのFBより)

34年目の8月12日を迎えました。
年月が経っても
生々しい悲しみは消えることがありません。

そんな心に対して、
風邪薬のように薬を出してもらうことはできませんが、
“人の心”は唯一悲しみを軽くできる力をもっているのかもしれません。

時に悪意がなくても傷口をえぐる言葉などに出会うこともありますが、それでも私はその力を信じます。

一つの選択肢として
グリーフサポート、
があることをもっと多くの人に
知ってもらいたいし、
特にお子さんのグリーフケアがあることが認知されるよう微力ながら自分にできることをやっていきたいと思います。

そして、わたしは音楽で、これからもひとの心に寄り添い続けていきたいと思うのです。

だからこそ、人の命の尊さを
全力で謳う歌手でありたいとも、改めて思います。

先の長崎市長の平和宣言にもあったように、人の手で救える命は
全力で救う努力をしなければなりません。
そんな未来がやってくることを先月訪れた御巣鷹山で祈ってきました。
命より大切なものがあったら、ぜひ教えてください。
命が一番に考えられる未来、当たり前のことが、どうか当たり前になりますように。

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「お子さんのグリーフケアがあることが認知されるよう微力ながら自分にできることをやっていきたいと思います。」と彼女の言葉にもあるように、私も、子どもたちの持つ「スピリチュアリティー」の再生力を信じて、「親子deカフェ」に向けて準備を進めていきたいと思います。
こどもをこども扱いせずに、ひとりの人として対峙し、その言葉や思い、行いを通じて、これからの長い人生を生き抜く力を共に探っていきたいと思います。

坂本九さんが亡くなる3ヶ月前に出会った楽曲「心の瞳」。彼がこの曲を歌ったのはラジオでたったの1回だけだったそうです。今では、学校の教書にも載り、多くのひとたちが合唱曲として口ずさんでいます。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=ktOdCe-UEmM&fbclid=IwAR1mxeDpHtM6Bvnjb5a5z8TtnkgwUuYdunw8Oi9E0Qh41Mq0pr3XdTVO4_0

是非、合唱曲の方も聴いてみてください🎶
音楽の力をもまた私は信じ続けていきたいので、小さな小さな演奏会を、これからもずっと届け続けていきたいと思います。

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