設立3周年の思い

こんにちは!高尾です(^^♪

今日の陽気は「もう、春が来たの?!」とでも言わんばかりです。
コロナウイルスの活動を弱めるための、神様の計らいなのでしょうか。。。

さて、本日3月1日、「グリーフ・カフェ Be-ing」は、創立3周年を迎えました。本当にたくさんの方々に足を運んでいただき、涙あふれ、笑顔こぼれる、あたたかな時間を、静かに共に過ごさせていただきました。
その間、哀しみ、切なさ、絶望、裏切り、、、様々なできごとや思いが走り抜けていきました。それでも、続けていこう!という思いが失せなかったのは、クライアントさんから「ここがあって、本当によかった」という言葉をいただいたからなのだと思うのです。やがてその言葉には言霊が宿り、どんな困難なできごとが到来したとしても、「ここにあり続けることの大切さ」を私に伝え続けてくれているのです。

残念ながら、すべての方に笑顔になっていただくことはとても難しいです。それはやはり、魂と魂が響き合えるということは、そう簡単には起きることのない奇跡だということにほかならないからだと思うのです。だからこそ、来ていただくには勇気がいると思います。初めて出会うケア師の前で、どこまでありのままの自分で存在し得るのか。どこまで自分の言葉で自分の思いを伝えることができるのか。不安はたくさんあると思います。
それでも、毎回少しずつご自分の力で、ご自分の足で、立ち上がっていかれるクライアントさんを目の前にして、どうか、最初の第一歩を踏み出していただきたいと、こころから願うのです。
私も初回お目にかかる時は、不安な気持ちを抱きながら、お迎えさせていただいております。「クライアントさんも不安でいらっしゃいますよね、、、でも、私も同じ気持ちなんですよ、、、」と、ここでは、自分の気持ちを偽らず、正直に、素直に、ありのままの自分とあなたであり続けたいと思っております。

 

以前こちらでもご紹介した、「風の電話」は、岩手県大槌町の三陸海岸を見下ろす丘の上にあります。電話線の繋がっていない黒電話と一冊のノートが置いてあるだけの電話ボックスです。

風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が又は浪の音が 或いは小鳥のさえずりが聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい

亡くなった方と遺された方が、受話器を通じて出会える場所。そして、遺された方々が生きていくための支えとなる場所でもあるのです。
この絵は、友人に感じたままを描いてもらったものです。Be-ingを支えてくれている大切なものの一つです。

「風の電話」

海の見える高台に
白い電話ボックスがあって
そこに
配線の切れた
黒電話がひとつ
岩手県上閉伊郡大槌町にある
風の電話

受話器をとり
耳にあてても
何も聞こえない
でも
訪れる人は皆
亡き者たちにむかって
話しかけようとする

人が
何かを語るのは
伝えたいことがあるからではなく
伝えきれないことがあるからだ
言葉とは
言葉たり得ないものの
顕れなのである

だからこそ
語り得ないことで
満たされたときに
人は
言葉との関係を
もっとも
深める

嘆き
呻き
涙して
言葉を失ったところで
ようやく
死者たちの
語らざる声に気が付く

どんなに
悲しんでもいいけど
あまり
嘆かないで
わたしの声が
聞こえなくなるから

悲しんでもいいけど
顔をあげて
あなたにはわたしが
見えないけど
わたしには
あなたの姿が見えるから

悲しんでもいいけど
ぜったいに
ひとりだとは
思わないで
いつもわたしは
あなたのそばにいるから

生者たちよ
語ろうとする前に
亡き者たちの声を聴け
祈りのとき
彼方から訪れる
無音の響きを聴くように

若松英輔 詩集「見えない涙」より

「私たちが悲しむとき、非愛の扉が開き、亡き人が訪れる」と、若松先生は記されています。「死者は私たちに寄り添い、常に私たちの魂を見つめている。私たちが見失ったときでさえ、それを見つめつづけている、悲しみは、死者が近づく合図なのだ。死者と協同し、共に今を生きるために。」(若松英輔 大震災と、生きている死者『魂にふれる』2012年3月5日 より)

数え切れないほどの悲しい物語を生んだあの日から、どんなにかなしく辛くても生きていかなければならなかった数え切れない人々の思い。その思いが終結することはないけれども、でも、その思いが、力となり勇気となり、そのかなしみによって生かされているのだとしたら、亡くなった方々の霊が遺された人々に寄り添い、見つめ、共に今も生きているということの証ではないかと思うのです。

この「風の電話」をモチーフにした、諏訪敦彦監督の映画「風の電話」がベルリン映画祭の特別賞を受賞したそうです。世界中の、傷つき、膝を抱えている人々へのエールとなったのかもしれません。

コロナウイルス感染をこれ以上広げないためにも、非日常の不自由さに対して少し考え方を変えて、お休みの日は、出かけたい気持ちを少し抑えて、静かにあの日を迎える準備をしてみるのもいいのではないでしょうか。

こころが凍りそう❄

こんにちは!高尾です(^^♪

駅までの道中、梅が満開になっていることに気づきました。
 青空と白梅

2月らしからぬ温かな日が続きます。今日も真冬のコートを羽織ると汗ばむくらいでした💦

外出してよいものかどうか迷いましたが、どうしても行かなければならない用事でしたので、意を決して出かけてまいりました(-_-;)
帰り道、ふと目に留まったのが「LEAFULL DARJEELING HOUSE」という、ダージリンの専門店。毎朝、マヌカハニー入りの紅茶を飲んでいるので、茶葉が減ってしまい、ちょうど欲しいな、、、と思っているところでした。

 2nd Flush のアッサムとチャイ2種☕

先日お紅茶教室で初めていただいた「チョコティー」しかも、
「チョコチャイ」❤淹れるのが楽しみです(*^^*)

 

マヌカハニーで喉を消毒し、チャイで身体の中から温める、という、民間療法の手法で自分にできるところからコロナの予防を続けていきたいと思います。

そのコロナの治療に携わった医療関係者が、職場でいじめにあっているという今朝の新聞記事。読むことすら憚られるような、こころが凍りそうな見出しに、胸が疼きます。クルーズ船に、自分の身を危険にさらしながらも、乗客の人命救助のために乗り込んだ医療者が、職場に戻った途端「バイ菌」扱いされたり、勤務先の上司から人手不足になったことへの謝罪を要求されたり・・・いったい、どういう思考回路の医者がこんな言葉を口にするのだろうかと、目を疑うような内容でした。これはもはや「いじめ」などではなく「人権問題」と捉えるべきだと、災害医療の関係者でつくる「日本災害医学会」は強く抗議すると記しています。(毎日新聞2月24日朝刊)
コロナ感染に怯える我々にとって、そのウイルス以上に心身を蝕むものが存在するということ、それが、人のいのちを護るべき医者の口から発せられたというかなしい事実・・・それぞれの立場の人が、それぞれ今何を考え、何をすべきであるかということに真摯に向き合えば、このようなこころが凍りつきそうな恐ろしい出来事は起きないのではないかと思いたいです。

仕事で武漢に滞在していた方々、クルーズ船に乗られていた方々、そして、その治療に携わった方々。そして少しずつ感染が広がってきている今、どうか、これ以上の痛みを、感染者が味わうことがないようにと願わずにはおられません。いつ自分がその立場になるかわからない状況です。自分の身に起きたこととして向き合えば、自分がどう動けばよいかが自ずからわかってくるのではないでしょうか。。。

少しこころが冷えてしまったので、、、

なぜか急にいちごパフェが無性に食べたくなり(๑´ڡ`๑)

無性にこれが欲しくなり

 

 

何に使うかは、お楽しみに(^^)/

「悲しみとともに生きる」

こんばんは!高尾です(^^♪

久しぶりにまとまった雨が降ったように思います。
暖冬のせいか、今年は花粉が舞う時期が早まっているとか・・・
花粉症の方々、マスクの入手が困難で困っていらっしゃるのではないかと胸が痛みます。

さて、以前にもご紹介させていただいた、玉置妙憂先生の特別講演会「悲しみとともに生きる」ですが、多くの方々からご連絡を頂戴し、残席が20席をきってしまいました。
当日、着席してゆっくりと先生の講演を聴いていただきたいと思いますので、ご興味のある方は、是非、お早目のお申し込みをお願いいたします。

玉置先生は、ご長男が重度のアレルギーがあることがわかった時に「息子専属の看護師になろう」と決意され、看護師になられました。そしてご主人さまをご自宅で「自然死」という形で看取られた後、その「死に様」の美しさに開眼され、高野山での修行後、高野山真言宗僧侶になられました。
ご主人さまをご自宅で介護する日々の中で、スピリチュアルケアやグリーフケアをその体験の中から学ばれ、自分自身を整えることの大切さを私たちに伝えてくださっています。

自分を整えることの大切さ、それはBe-ingが大切にしている「セルフケア」に繋がるものだと思っております。今回先生に伝授していただくセルフケアは「瞑想」です。自分の呼吸を感じながら、自分を整えていく「瞑想」とはなにか?どのようにすればよいのか??を教えていただきますので、1日の始まり、或いは1日の終わりを気持ちよく迎えたいと思われている方には、とても有意義な時間になるのではないかと思っております(^^)/

Be-ingが「セルフケア」のメインとして開催しております「キャンドル・ワークショップ」を、本年は3回シリーズでお届けできることとなりました!!
詳細は近々お知らせさせていただきます❤
3回とも、とってもキュートで心癒されるデザインのものとなっておりますので、どうぞお楽しみに(*˘︶˘*).。.:*♡

「あきらめる」ということ

こんばんは!高尾です(^^♪

昨日今日と、生暖かい空気がまとわりつくような感じでした。
2月って1年で1番寒い季節だと思っていたので、外に出た瞬間、なんだか変な感じがしてしまいます。
凍えるような寒い日が続くからこそ、春が待ち遠しく思えるのかもしれません。

今日は午後いっぱい夜まで、じっくりとクライアントさんとお話をさせていただきました。
どなたかを亡くされてたグリーフから始まり、そのかなしみが波紋を広げ、いつしか思いも寄らないかなしみを引き寄せてしまったりします。もがいてもがいて、やっと前に進んだと思っても、また次なる波が押し寄せてきたりもします。

そこで今日お話させていただいたのが、、、

「聖なるあきらめ」とは・・・?
以前にも触れたと思いますが、「諦める」とは、物事を「明らかにすること」。自分にできることできないことを明らかにして、手放すべきもの手放してはならないものを明らかにすることなのです。
自分の残された人生にとって必要なもの、なくてはならないものを明らかにしていくと、自ずと何が大切なものなのかが見えてくるのではないでしょうか。。。

人生で何回か、大きな決断を迫られることがあると思います。その時に、このことに思いを巡らせ、たとえ痛みが伴ったとしても、手放す勇気を持つことができたならば、気持ちがス〜〜っと楽になっていくのを感じていただけると思います。

「自分のこれからの人生に、100%必要ない!」と言葉にして断言することによって初めて、今まで、自分がどれだけそのこと・ものに縛られていたかに気づくこともあります。気づいて手放すことによって、大きな荷物を肩から降ろすことができたとしたら、軽やかな気持ちで、新たな一歩を踏み出すことができるのではないでしょうか。

自分が成長するため、前に進むためには、痛みや苦しみを味わうことも必要なのかもしれない、、、と感じさせられたセッションでした。


夜には、バレンタインヴァージョンに!!

 

春を告げる花(*˘︶˘*).。.:*♡

こんばんは!高尾です(^^♪

2月だというのに、暖かい日が続きます。
コロナウイルス、なかなか収束する気配が見られませんが、アルコール消毒が効果あり!ということなので、まずは外から家の中にウイルスを持ち込まないよう、自分たちにできることを続けていきましょう!!

ところで、春を告げる花、、、と聞いて思い浮かべる花はなんでしょう?

私はまずはこれ!

 

スイトピー(*˘︶˘*).。.:*♡

マメ科の可愛らしい花びらといい匂いが
大好きです(*^^*)
今回は、ピンクとオレンジ。
元気に咲いています。

 

そしてこれ!! まぁるいミモザ❤

昔、中高時代を過ごした小林の丘に、咲き誇っていました。

春を告げる・・・と言っても、桜のように春になって咲く花ではなく、春の訪れを感じさせる花。この花が店頭に並ぶと、或いは街中で咲き始めると、厳しい冬から少しずつ春へと移ろう、季節の変化を感じます。

お花が活けてあるだけで、気持ちがホッとすることがあります。黄色やオレンジのビタミンカラーのお花を見るだけで、元気が出ることもあります。いい香りに癒やされることもあるでしょう。身近で簡単に手に入れることのできる「セルフケア」を取り入れて、ウイルスや寒さに負けない「こころと身体」に整えてまいりましょう(^^)/

立春も過ぎ、もうすぐ春・・・
でも、大切な方のいない春は寂しい、、、という方がたくさんいらっしゃいます。特にお花見の季節。。。でも、お花見は「死者と出会う」ことのできる大切な時間と空間です。亡くなった大切な方の魂と出会い、一緒に花を愛でる。芽吹いてぷっくらとした蕾も、咲き誇る花々も、そして、ハラハラと舞う花びらも、その全てがいのちの儚さと輝きを伝えてくれています。たとえ全ての花びらが散ってしまっても、葉が舞ってしまっても、それらはやがて土に戻り、いのちは継がれていくのです。儚いからこそ、「今、この時」が輝いてみえるのかもしれません。
そんなことを想いながら、今年の春を迎えてみてはいかがでしょうか。。。

3月28日の玉置先生の特別講演会ですが、残席が20席ほどとなってまいりました。きっとこの頃には、桜が満開なのではないでしょうか🌸お花見がてら、どうぞお出かけくださいませ!!

 

ちょっとティーブレイク☕

こんばんは!高尾です(^^♪

暖かい日が続いておりましたが、夕方から急に北風が冷たく感じられるようになってまいりました🌀
やっぱり2月。冬らしい寒さが到来しそうです(*_*)
コロナウイルスによる肺炎で世の中が騒然としておりますが、手指殺菌をこまめにして、体内にウイルスが侵入するのを防御いたしましょう💪

秋口から通い始めた紅茶サロンですが、先日3回目が修了しました。

12月は基本的な紅茶の淹れ方。そして先月は手軽なティーバッグの美味しい淹れ方でした。そして、オリジナルのティーバッグも作っちゃいました。

まずは、オリジナルのウエルカムドリングでホッと一息(*^^*)
 パールホワイトティー

バレンタイン・キッス 

美味しい紅茶を淹れるために、とっても大切なことはお湯の温度だそうです。
茶葉の場合には「ジャンピング」させる必要があります。
最初にポットを温めておくことと、茶葉を入れたら、沸騰したてのポコポコのお湯を注ぐこと。
そうすると、お湯の温度が下がらずに、元気にジャンピングします。

茶葉の分量と抽出時間は、種類によって異なります。

左側が、ポットを温めなかった茶葉。
右側が、熱々のポットの茶葉。

こんなに開き具合が異なります。

 

テイスティング・タイム!
右側から、ダージリン1st、ダージリン2nd、ウバ、そして祁門。

それぞれに産地も特徴も異なり、テイスティングしてみると、香りも色もお味も全く違うことに驚きました。「紅茶」とひと括りにしてしまうのが申し訳ないくらいです(^_^;)

ティーバッグで淹れる場合も、基本は一緒です。とにかくカップを温める一手間を惜しまないことだそうですよ!そして、ティーバッグと言えども、キッチリと蓋をして蒸らすことがポイントなんだそうです!!
市場に出回っている紅茶の9割がティーバッグだそうなので、美味しく淹れることができれば、ティータイムがグッと深まると思います。
ティーバッグをよく見てみると、アメリカ生まれの一部屋しかないものと、ドイツ生まれの二部屋に分かれているものがあります。なかなか面白いですね。

そしていよいよ、オリジナル・ハーブティーのティーバッグ作りです(^^)/
カシャ(シナモン)
クローブ
ジンジャー
ローズ
カレンデュラ
矢車菊…などなど。。。

 

 

ちゃんと計測

そして完成❤

 私はジンジャーがメイン

最後はお楽しみのティータイム(*˘︶˘*).。.:*♡
 先生の手作りデザート。

 

いつも、お紅茶に合わせて作ってくださいます。

 

紅茶は風邪予防にもいいそうです。私は毎日夕食後に、茶葉だったりティーバッグだったりを、教わった通りに丁寧に淹れています。不思議と、その時間もなんだか楽しい(^_-)
茶葉をゆっくり淹れるもよし、ちゃちゃっとティーバッグを淹れるもよし!!
おかげさまで、風邪一つひかずに、夜な夜なティーブレイクを楽しんでいます。

最近では、Be-ingにお越しのみなさまにも腕を奮っておりますので、どうぞお楽しみに✨

あらためて・・・

こんばんは!高尾です(^^♪

ここのところ、妙に暖かい日が続きます。
凍えるような寒さは苦手だけれど、でも、あのキ〜ンと身の引き締まるような冷たい空気感、嫌いじゃないです。

夜、なにげなくつけていたドラマから「グリーフケア」というセリフが耳に飛び込んできました。ドラマの中で、あまりにも普通に「グリーフケア」という言葉が語られたのを聞くのは、初めてのことかもしれません。セリフは続きます。

*かなしみを肯定する
*かなしみを表現する
*儀式をおこなう

かなしみをなくすことはできないけれども、家族と或いは親しい友人となら、共にかなしみを語り合って、そのかなしみを分かち合うことはできるのです。

あらためて・・・「そうそう、そうだよね」と、グリーフケアの基本を学びなおしたような気持ちになりました。
グリーフの症状とうつの症状は初期の段階ではとてもよく似ています。特に男性は、かなしみを肯定し、表現することが苦手です。それは昔から「男は人前で涙を見せるな」とか「男は強くなくてはならない」などと、誰が言ったかは知りませんが、長きに渡って言われ続けてきたからかもしれません。大事な方を亡くしても「何事もなかったかのように振る舞う自分」を演じ続けていくうちに、グリーフを飛び越えて、うつになってしまうこともあるのではないでしょうか。。。

だからこそ、、、
*かなしいのは「当たり前」だということを知っておくこと
*涙が出るのも、前向きになれないのも、なんにも考えられないのも、ご飯が美味しくないのも、「自然なこと」だということを知っておくこと
*泣くことは、決して恥ずかしいことなどではなく、とても尊いことだということを知っておくこと
*死者を見送る儀式は、死者のためだけではなく、遺されたものにとっても、とても意味のあるものだということを知っておくこと
が、とても大切になってくるのです。

これらの智慧を携えているだけでも、人は深いかなしみの淵から立ち上がる勇気を持つことができるのです。
何十人もの方がBe-ingに来られ、グリーフに陥っているご自分を肯定し、ご自身で受け容れるところから、グリーフワークを始められています。かなしみで涙が止まらない日もあります。苦しみや寂しさでもがく日もあります。でも、これが今のありのままの自分の姿であること、そして、こんなにも切なくて狂おしいほどに、その亡くした方を愛していたことに気がつくのです。いずれ、「悲しみ」が「愛しみ」へと姿を変えた時、その人に出会えたこと、共に過ごせた時間に、こころから「ありがとう(*˘︶˘*).。.:*♡」と言えるのかもしれません。

そこに辿り着けるまで、一緒に伴走させていただきたいと思っております(*^^*)

 美味しいお茶とともに。。。

 

新しい場所で・・・

こんばんは!高尾です(^^♪

今年の冬は妙に暖かいですね。耳が痛くなるほど空気が冷たい日が、数えるほどしかないように思います。
ありがたいことではありますが、でも、ちょっと不気味な感じでもあります。

新しい場所に移ってから、何人ものクライアントさんにお越しいただいております。駅から迷うほどの距離もないせいか、皆さんどなたも迷子にならず、無事にお越しいただくことができました。

上原よりは少し広く、そして明るく、クリニックよりはかなり広く、そして寛いでいただける空間になったと思っています(^^)
そのせいか、今までよりも、よりリラックスしてお話ししていただけるように感じています。

拾いきれないほどのたくさんの思いを抱えて来られ、話しても話しても、気持ちが堂々巡りするばかりでまとまらず、さらに頭が混乱してしまうことはあると思います。自分がどうなりたいのか、何をやりたいのか、、、それがわからなくなってしまった時、「ならば、1番手放したくないものは何か?」と、違う角度から見つめ直してみるといいのではないでしょうか。そこから、「では、それを手放さないために、今自分にできることは何か?しなければならないこととは?」と考えていくと、手放すべきものとそうでないものが、意外とスッキリ見えてくるかもしれません。どんな些細なことでも構わないから、小さな小さな成功体験を積み重ねていくことが、その手放したくない大切なものを手に入れるための、最善の道なのかもしれません。

そして、自分の生活(身体とこころ)を整えることが、実は始めの第一歩なのです。30分早く起きるためには、30分早く寝る。そのためには何時にお風呂に入って、でもって、そのためには夕食は何時で・・・と、ひとつの目標を達成するためには、いくつもの行動が芋づる式にひっついてくるのです。1番手前のものから、焦らずにひとつずつひとつずつ実行していくと、いつかは最終目標を達成できる日がくるのです。いきなり早く起きるぞ!ではなく、まずは晩御飯を早く食べるところから、しかも5分ずつくらいの目標でとりかかるといいと思います。

そして、身体が整ってきたら、今度はこころの方に目をむけてあげましょう。
5分でも10分でも構わないので、自分のためだけの時間を作ってあげると、気持ちが和らぎます。それもまた、たいそうなものでなくても構わないので、身近なところから、手軽に始められるものがいいと思います。
私は今、『紅茶』にハマっています。今までなにげなく淹れていた紅茶も、ちゃんとやり方を教えてもらい、丁寧に一手間かけてあげると、びっくりするくらい美味しくなります(*^^*)
毎回お紅茶をお出ししていますが、気のせいか、最近「美味しい」と言っていただけるようになったような気がしています(*˘︶˘*).。.:*♡

心身ともに整ったら、そこからがいよいよグリーフケアの始まりです(^^)/

新体制からの新体制(^^)/

こんばんは!高尾です(^^♪

先日お知らせいたしましたように、昨年半ば頃からなかなか安定しなかったカウンセリング体制が、ようやく整いました!

新体制からの新体制。カウンセリングとカウンセリングの間に少し余裕を持たせ、次の方の来室を気にせずに、ゆっくりゆったりとお話していただけるようにいたしました。
芝虎ノ門のお部屋には、少しずつ「絵本の花束」でご紹介してきた絵本やグリーフに関する書籍を運び込みますので、手に取ってみて気になるものがあれば、次回来られるまで、ゆっくりとお読みになってください(^^)

金曜日:13:00〜 15:00〜 17:00〜 19:00〜

土曜日:11:00〜 13:00〜 15:00〜 17:00〜

金曜日は、お仕事帰りにもいらしていただけるように、20時まで開けております。土曜日は、お出かけのついでに気軽にいらしていただけるように、お昼前から夕方まで開けております。
なお、土曜日の17:00〜は、再来の方のみとさせていただきます。
土曜日は、学会等で時々お休みをいただくことがありますので、WEB予約の画面でご確認ください。

3月28日の玉置妙憂先生の特別講演会ですが、本日現在、残席が28席となっております。
4月末〜5月中旬ごろには、恒例となりました「キャンドル・ワークショップ」の開催を予定しております。次回はどんな素敵なキャンドルで、セルフケアタイムを過ごしていただけるでしょうか・・・今から楽しみです✨お一人でも多くの方に、体験していただきたいと思っております(^^)

  

どうぞ、お楽しみに(^^)/

25年

こんばんは!高尾です(^^♪

阪神淡路大震災から25年がたちました。
昨日、毎日新聞に掲載されている記事を読み、涙が込み上げてきました。その女性は不妊治療の末、ようやく授かった双子のお子さんを連れて、お正月にご実家に帰省した際に被災されました。双子のうちのお一人が倒れた箪笥の下敷きになり、亡くなったそうです。
私もちょうどその年、長男と、まだお腹の中にいた次男と共に、宝塚の実家に帰りました。たまたま妊婦健診があったので、震災の2〜3日前にこちらに戻ってきました。ちょうど私と長男が寝ていた場所に、箪笥が2つに割れて吹っ飛んできたと後から聞かされました。母に、あのままあそこで寝ていたら、間違いなくいのちを落としていたよ、と言われた時、体調を崩し、こちらに帰るのを数日先延ばしにしようと思っていたことを思い出しました。

偶然が重なって落とすいのちもあれば、偶然が重なって生かされるいのちもあります。後から思えば、背筋が凍るようなこともあるでしょう。でも、毎日毎日、その時その時に、今こっちに行けば上から何かが落ちてくるかもしれない、とか逆方向に行けば車が突っ込んでくるかもしれない、とか、、、思いながら生活をしているわけではありません。それでも、その瞬間瞬間に様々なことを選択しながら、死の可能性をくぐり抜けながら、無事に生き長らえているのです。

だからこそ、当たり前の、さりげない日々が続くということは、本当は奇跡の連続で、決して当たり前ではなく、すごく幸せなことなのだと思うのです。

グリーフケアに来られる方々は、その当たり前の、さりげない日々の幸せが突然奪われ、その瞬間までとは全く違う世界に投げ出されます。孤独で寂しくて、涙にくれていた真っ暗な日々が、何度も何度もBe-ingで、繰り返し繰り返し物語ることによって、少しずつちょっとずつ色づいてきていることに気づかされます。そういえば、あれもできるようになったな、これもやれそうな気がしてきたな。そんな、「そういえば、、、」レベルのゆっくりペースで、しかもガッツリ意識もせずに。行ったり来たりしながら、それでも確実に。。。それは、その失ってしまったささやかな幸せな日々に「ありがとう」という感謝の気持ちを抱くところから始まるのではないかと思うのです。
側にいる私までもが嬉しくなるような、そんな瞬間は必ずやってくる、と信じながら、今週もクライアントさんと柔らかな気持ちでお話をさせていただきました。

本当にいろんなことが身の回りでは起こります。ようやく新しいお部屋が片付き始め、せっかく新体制になって、「気持ちも新たに頑張るぞ〜」気分だったのに、状況が急変してしまいました(T_T) 場所は新しくなりましたが、スケジュールなどの新体制を旧体制に戻す作業を続けていきます💦

そんなこんなで、「修士論文中間報告」という、とっても面倒な形式の提出物を出すのをすっかり忘れていました(^_^;) 慌てない、慌てない、と言い聞かせながら、この1年の研究経過を振り返りました。目に見えるような成果はないけれども、目には見えない大切ななにかを、確実に自分の中に落とし込めていることを感じます。「大切なものは隠れて見えない」研究って、見えた!と思っても、すぐにどこかに隠れてしまう何かを、探し求め、探し続けることなのかもしれません。
簡単には手に入りそうにないので、まだまだもがき悩む日が続きそうです(T_T)

 

 

12月14日の発表会でいただいた薔薇が、1ヶ月経った今も健気に咲いています。元気をもらえます(^^)

 

 

泣いて笑って・・・いろんなドマが生まれる場所になりそうです。