会いたいと言われたら・・・

こんばんは!高尾です(^^♪

先日、初めてこられたクライアントさんから、とても素敵な物語を聴かせていただきました。もちろん、どんなに素敵な物語の中にあったとしても、大切な方を亡くされたかなしみで溢れたこころでは、素敵が素敵であることを感じることができなくても当たり前だと思います。今はまだまだ・・・それでいいのです。
でもいつか、その素敵な物語の主人公が、ご自分とその大切なパートナーだということに気づけたとしたら、どんなにか救われることでしょうか。その日が来るまで、私は静かに伴走させていただこうと思います。

そして、こんな私も、時には誰かに話を聴いてもらいたいと思うことがあるのです。でも、どんなにSOSを出しても、どんなに願っても、それが叶うことは、残念ながらなかなかありません。
「忙しい」「時間がない」。誰だって同じです。誰だって『忙』しくって、心を亡くすことはあるのです。でも、「いつか時間ができたら」の「いつか」は、いつまでも続くものではありません。時間は、何もしなければ、ただどんどん流れていってしまいます。24時間のうちのたった1時間、1週間のうちのたった1時間、1ヶ月のうちのたった1時間。そのたった1時間で救われる人がいるのだとしたら、その1時間はただ流れていくだけの時間ではなく、かけがえのない時間へと変貌するのです。

先日、SOSを出し続けていたのに、周りが手をこまねいている間に喪われてしまったいのちがあることをお伝えしました。もしかしたら彼女は伝えることを諦めてしまったのかもしれません。諦めるとは明らかにすることです。彼女の中で、何かが明らかになってしまったのかもしれません。
自分のために誰かが時間を作ってくれる。話を聴いてくれる。救ってくれる。でも、それを拒否され続けると、自分はひょっとしたら、そんなかけがえのない時間を作ってもらうに値する人間ではないのかもしれない。ひいては、その思いが、生きている意味さえも見失うほどに彼女を追い詰めてしまったのかもしれません。

どうか、どなたかに「会いたい」「話がしたい」と切望されたら、30分でも構わないので時間を作って差し上げてください。大切なのは、時間の長さではなく、自分に会いたいと、話を聴いてもらいたいと、そう願ってくれているその人の存在に感謝し、その気持ちになんとか応えようとする「思い」なのですから。
少なくとも、私はそうありたいと願いながら生きてきました。前後の予定を15分ずつでもずらしていけば、そこには30分という、かけがえのない時間が生まれるのです(*^_^*)
コロナ渦の今であっても、電話やメール、LINE、zoomなど、ありがたいことに様々な手段があるのですから、なんでもあり!で、とにかくスルーせずに、その方のために、時間を作って差し上げてください。

つたえるべき「今」は、いつまでも待ってはくれない
「がんばりすぎたきみ。きょうは、うんと休みすぎようね」。より)

ただ時間に流されて忙しいを言い訳にしていたら、その大切な人はもう、この世にはいないかもしれない、、、ということを私は今、痛感しています。

自分のために、頑張って時間を作ってくれる誰かがいる。なんて素敵なことでしょう(*˘︶˘*).。.:*♡
もうそれだけで、悩みの半分くらいは吹っ飛ぶってもんです(^_^)v

怖かったけれども

こんばんは!高尾です(^^♪

ジェットコースターのような気温の昇降が続いております。毎朝、さて今日はなにを着ればいいのかな?と悩む日々でもあります。

私は、季節の変わり目だからなのか、様々なストレスからなのか、久しぶりに原因不明の蕁麻疹に悩まされております(-_-;) 一昨日の晩に薬を飲んだところ、昨日起きている間中、泥沼にはまるようなというか、気を失ってしまいそうなというか、今まで経験したことのないような睡魔に襲われ、恐ろしくなってしまいました。花粉症の薬でもあるので、日常的に服用されている方々がどれだけ大変な思いをされているか、、、を体験させていただきました。飲めば若干よくはなるのですが、今日はどうしても運転をしなければならいので服用を控えたところ、かなり悪化してしまいました(T_T) 今夜は服用してから眠ることにいたします。

先日の夜遅くの地震、怖かったですね。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、お怪我をされた方、被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

今回、いつもの、携帯のあの嫌なサイレンは鳴らなかったし、1度目の揺れはいつもの小さな揺れで、これはたいしたことないかな・・・と。でも2度目のグラっが来た途端に電気がバシッと消えました。東日本大震災の時でも停電しなかったのに、いったい何が起きた??とパニックを起こしそうになる中、闇の中から聞こえてくる、あちこちで物が落ちる音を壁につかまりながら聞いていました。

3月11日の直後で、防災に対するモチベーションが上がっていたのかもしれませんが、暗闇の中でも比較的落ち着いて行動ができたように思います。
それでも、懐中電灯どこだっけ?ベッドの下に靴を置いてあるけど、そこまでどうやって行こうか、、、などなど頭の中をグルグルと駆け回るうちに、家族が懐中電灯を持って来てくれました。

2回目の揺れが長く、あの日の記憶が頭を過りましたが、グランドピアノが床を転がることもなく、箪笥が30センチもダイビングすることもなく、物は落ちたけれども割れることもなく、そして怪我をすることもなく。。。まずはホッと一息。

今回の地震で、やっておかなければならないことを再確認できたことは、怖かったけれども大きな収穫でした。
1.携帯は充電器とともに夜になったら充電しておくこと。
2.懐中電灯とラジオはわかりやすい場所に置いておくこと。
3.丈夫な靴をベッドの下の取り出しやすい場所に置いておくこと。
4.お風呂のお湯は抜かずにそのままにしておくこと。

今回は停電してしまったので、真っ暗な中でどう行動するかも体験できました。震度4でこれだけ揺れたのですから、震度6を超えるとどれほどの恐怖でしょうか。阪神大震災で震度7を経験した父から言われたことは、形あるものは全て壊れ、高さのあるものは全て倒れる。身を守れるとしたら、その中でも行動できるように、いつも枕元に靴を置いておくくらいのこと、だと。。。

そして、コタの避難リュックの中を確認できたのもよかったです。ご飯を新鮮なものに入れ替えることも、このような機会がないとうっかり忘れてしまうところでした。


そしてもうひとつ。キャンドルも防災グッズのひとつなんだな、ということ。恐らくは、よそのお宅よりもキャンドルはたくさんあるはず(^^) いくつか並べて火を灯してみると、意外と明るいのです💡 ただし、揺れがいつくるかわからないので、すぐ消すことのできる場所に置いておくことを忘れずに!

 

 

 

こちらは、ホワイトデーに息子からもらったキルフェボンのタルト(๑´ڡ`๑)
モカ&チョコ!もちろんのこと、美味しい!!

それにしても、これを家族で食べきらなければならないのは結構キツイ💦
美味しいけど、ケーキ怖い、、、の3日間を過ごしました(^_^;)

4月からの開室日と料金体制のご案内📢

こんばんは!高尾です(^^♪

今日は暖かいを通り過ぎて、汗ばむような陽気でしたね(^_^;)

その陽気に誘われて、仕事の合間に材木座から由比ヶ浜、坂の下とウォーキングしてまいりました👣

 

 

水面がキラキラ輝いています✨

 


花嫁さんも!

 

 

 

 

トランペッターまで!!

 

 

 

 

 

10年くらい前のドラマで、一躍有名になった坂の下。

 

ここまでずっと歩いてきたので、さすがに足が痛くなってきました。

そこで、できたてホヤホヤの古民家カフェで、
ひとまず休憩☕
浅煎珈琲とスコーンでホッ(๑´ڡ`๑)

 

坂の下は、駅でいうと江ノ電の長谷駅。そこから鎌倉駅まで再び歩いてみると1万歩を超えました!やっぱり1万歩って、普段あまり歩かない私にとってはすごく大変(-_-;)
大変だったけど、でも心身ともに、とってもここちよい疲労感が・・・

 

 

 

なんとなくランプを灯したい気分になりました。

 

心地よくなったところで、お仕事再開です!!
なかなか予約システムがうまく作動せず、ご予約方法のページを非公開とせざるを得ず・・・ ご迷惑をおかけしております。(_ _;)
とりあえず、メールのやり取りでご予約を承っております。

4月に公開予定ですが、それに先立って、改正後の開室日と料金体制をお伝えいたします。

基本的に、オンラインは金曜日が13時から20時まで、土曜日が11時から14時と20時から21時となっております。(それぞれ間に1時間のお休みが入ります)

対面は六本木が第1,3,5週目、逗子が第2,4週目となります。時間は金曜日が13時から18時まで、土曜日が11時から14時までとなります。お仕事やご自身の生活スタイルに合わせて、時間を選んでいただければと思います。

対面のご予約が入ると、オンラインの枠は閉じますし、その逆も然りです。その予約システムがなかなかうまく作動せず、ご迷惑をおかけしておりますm(_ _)m
また、ご予約をいただく際にお支払い方法も選べるようになっております。特にオンラインをご希望の方は、カード決済をご利用できるようになりますので、便利になると思います。

料金システムは、現在初回90分としておりますが、やはり初対面で90分お話しになるとかなりお疲れになると思いますので、2回目以降と同様の60分とさせていただき、その分料金を初回4,000円に変更することにいたしました。
しかし90分までは延長可能ですので、ご希望の場合には、初回に限り従来どおりの金額(5,000円)で承ります。

初回のケアを少しでも安心して受けていただけるように、今後も最善の道を探っていきたいと思っております。

 

こころの復興ってなんだろう

こんばんは、高尾です。

昨年の3月11日は、「10年目の節目」という文字を目にする度、なにかがこころに引っかかって、なにも言葉にすることができませんでした。

あれほどの未曾有の災害で、想像を絶するほどの多くの方が亡くなって、その何倍もの方がこの世に遺されて・・・
そのかなしみの渦に「10年目の節目」などというものはあるのだろうかと。。。

おひとりおひとり、その方々が抱えるグリーフは、色も形も異なります。
かなしみの中にあって、立ち上がった方もおられるでしょう。
その死を受け容れられずに、ずっと帰りを待つ方もおられるでしょう。
ご自分を責め続けている方も、どうして自分だけ生きてるんだろうと苦しみ続けている方も、どうしてこんな目にあわなければならないのだろうと恨み続けている方も、、、たくさんたくさんおられて、それで当たり前なんだと思います。

<3/11 毎日新聞>
そして今年。
17歳の少女が11年間ずっと自分を責め続け、ヤングケアラーとしての過酷な日々にこころ折れ、自らこの世を去りました。

周りは口を揃えて、その深いかなしみにも、苦しみにも、寂しさにも、全く気づかなかったといいます。SOSを出していたにもかかわらず、、、です。どこまで関わっていいのかわからず手をこまねいている間に、彼女のいのちの灯火は消えてしまったのです。

家族にも先生にも友達にも、誰にも何も話せなかったといいます。11年間ずっと自分一人で抱え込んできたその思いが、彼女の生きることの意味を奪い去ってしまいました。

確かに、深いグリーフを抱えた方にどう寄り添っていけばよいかの答えは、そう簡単に出るものではありません。いや、出ない、、、のかもしれません。
しかし、答えは出ないかもしれませんが、出ないからといってなにもしないのではなく、なにもできないけれども、傍らに『居る』『居続ける』ということが、その方になにかを伝えることのできる唯一のことなのかもしれないと思うのです。

3月11日が巡る度、放映される映像を観て、発信される言葉を聴いて、置いてきぼりにされたような気持ちになっておられる人がいるかもしれないということを忘れてはならないと思います。時間は皆に同じように流れるけれども、その流れのはやさの感じ方はそれぞれ違っているのです。
5年10年は皆に同じように訪れる節目ではなく、節目を決めるのはその方自身なのではないでしょうか。

目には見ることのできない「こころの復興」ってなんなのでしょうか。。。
目に見えるものの復興は「元に戻すこと」なのかもしれませんが、大切な方を喪った新たな世界で、こころをもとに戻すことなどできないのではないでしょうか。それは「復興」ではなく「新興」。焦ることなく、その方の歩みのスピードで。。。きっとそこには、ただただ側にいてくれる誰かが必要なんだと思います。

またもやあっとという間に・・・

こんばんは!高尾です(^^♪

お昼間の日差しが、ぽかぽかを運んできてくれましたね。
日に日に、庭に植えたチューリップが葉っぱを上に上にと伸ばしています🌷
もうすぐ春ですね(*^^*)

さて、先日ご案内したミモザキャンドルワークショップですが、12時半からの部が満席となりました。
15時半からの方はまだお席がありますので、1度体験してみたいな、、、と思われている方はぜひ!!
美味しいお茶とおやつをご用意して、お待ちしています☕

 

『ミモザキャンドルワークショップ & 絵本deカフェ』開催です!

こんばんは!高尾です(^^♪

今日はまた、寒の戻りというかなんというか・・・再びダウンを纏って仕事に出かけました。でも、もうすぐ暖かい日が訪れるとのこと。だからなのか、なんとなく、寒いけれど我慢のできた1日でした(^^)

さて、今日は国際女性デー。ミモザの日と呼ばれています。我々女性が、人として自分らしく生きていけるように、まずは自分を整えることから始めませんか?
先日の玉置妙憂さんの講演にもあったように、「自利を満たして利他を成す」を目指すためにも、自分のコップを満たすことはとても大切です。
たとえ、どんなに小さなできごとであったとしても、それをかけがいのない幸せとして感じることのできる自分でありたいと思います。その小さな幸せが重なり合って、やがて私の人生をより豊かなものへと導いてくれるのだとしたら、ちょっと欲張りですが、ひとつ残らず拾い上げたいと思うのです。いや、その前に、その小さな幸せの存在に、気づける自分でありたいと願うのです。
今、ライフワークになりつつある『キャンドルワーク』を通して、お一人でも多くの方に「自分の手で明かりを灯すことの幸せ」を感じてもらえるのだとしたら、こんなに嬉しいことはありません(*˘︶˘*).。.:*♡

こころの中にポッと灯りのともる瞬間に、どうぞあたたかな幸せを感じてください(*˘︶˘*)
お申し込み、お待ちしております(^o^)/

 

6年目に入ります

こんばんは!高尾です(^^♪

グリーフ・カフェ Be-ing 合同会社も、今日から6年目に入ります!
丸5年が経ったわけですが、そのうちの2年はコロナの影響で思うように活動ができない時期もありました。もうダメかな・・・(T_T)と何度も諦めかけましたが、その都度、クライアントさん方の「ありがとう」「また来ます」の言葉に救われ励まされてまいりました。

・・・ということで、無事に6度目の3月1日を迎えられたわけです✨
もちろん素敵なことばかりではなく、腸煮えくり返るような出来事もたくさんありました。いや、ありすぎて、覚えておくこともできないほどで、だからなのか、記憶がだんだんとぼんやりとしてきて、あぁ、こうやって人間って嫌なことを忘れられるようにできているのだな、、、なんて感じています。

そして、一人で奮闘する私を支えてくださった多くの方々に、こころから感謝しています。ありきたりな言葉ではありますが、でもとてもシンプルに、今私はそう感じています。
そして、もっとシンプルに、ただただ私は目の前の、そして今もどこかで膝を抱え苦しんでおられる方々の、声を聴かせていただきたいと願っています。

5年という月日が流れ、多くのクライアントさんと、たくさんの時間をともに過ごしてまいりました。その経験から「今後、本当にやるべきこととはなにか」「クライアントさんが本当に求めているものはなんであるのか」という課題と向き合っています。
グリーフカウンセリングはもちろん大事。でも、グリーフに陥った時に立ち上がる力を蓄えておくためにも、自利を満たすことはもっともっと大事。。。
自分のコップを満たすものが、時には涙でしかないかもしれないけれども、少しずつその涙を掻き出しながら、ちょっとずつ違うもので満たしていくことができたならば、見える世界が異なってくるかもしれません。
そのお手伝いをさせていただくのがケア師なのだとしたら、やるべきことの輪郭が少しずつはっきりと見えてくるに違いないと信じて、今は向き合うことに時間を費やそうと思います。

グリーフの捉え方を明確にし、システムを整え、セルフケアを充実させていくために今できることを丁寧に丁寧に・・・が、6年目の目標です(*^^*)
現在、カウンセリングサロンのスケジュールを再考中です。先日お知らせしたものは暫定的なものですので、わかりづらく思われましたら、遠慮なくメールにてお問い合わせください。

2022年度のキャンドルワークショップは、恒例となりました「ミモザキャンドル」で始まります。詳細は近日中にお知らせいたしますので、どうぞ楽しみにお待ちください\(^o^)/

 

ここのところの暖かさで、可愛い花が咲き始めました。

ミモザの花言葉は「おもいやり」「感謝」だそうです。

LINE公式アカウントを作成いたしました!

新システムが整うまでの間、LINEによる「オンライン・グリーフケア」をご提供させていただきたいと思っております。
まずは、下記URLをクリックしていただき、
LINE公式アカウントへのご登録をお願いいたします。

https://lin.ee/23oXg5c

なお、Be-ing側からは、初回に限り個人さま宛にご連絡ができないため、『オンライン・グリーフケア』をご希望の方は、
お名前、ご年齢、電話番号、ご希望の日時(第二希望まで)をご入力の上、メッセージを送信していただければと思います。

また、ご質問やご相談等がございましたら、同じ手順により、
LINEメッセージを送信してください。
24時間以内にお返事をさせていただきます。

ご質問はメールでも受け付けております。
info@grief-cafe.com までお願いいたします。

オンラインも悪くない、、、かもです(^_^)v

こんばんは!高尾です(^^♪

土曜日の雨は、クリスマス以来の8週間ぶりだとか・・・
お天気がいい日はもちろん気持ちがいいですが、雨の湘南もしっとりしていて、なかなかいい感じです(^^)

そんな今にも雨が降り出しそうな中、長谷寺を訪ねてみました。


紫陽花でも有名な長谷寺ですが、今の季節は梅が主役です。

 

 

 

しだれ梅
まだまだ蕾が多いです

 

 

春の訪れを告げるかのように静かに咲いています

 

道中、あまりにも可愛らしいお地蔵さんが!!

ここからの眺めもまた、抜け感が気持ちいい✨

 

さて本日、Be-ing設立以来初となる、オンラインカウンセリングにチャレンジいたしました!

 

 

 

お部屋の準備は整いました。
窓からは逗子の山並みと、相模湾の両方が眺められます。

 

『お知らせ』でご報告しているように、3月からはオンラインと対面を織り交ぜながら、コロナの不安を最小限に留められるよう環境整備の準備を進めております。
それに先立ちまして、定期的に来られているクライアントさんにお願いをして、オンラインでグリーフカウンセリングが可能かどうかにチャレンジしてみました。
2年ぶりの、マスクを外してのグリーフケアでした。どうしても話すことに集中するにつれ、マスクが邪魔だな、、、と感じたり、表情がわかりづらい場面がたくさんありましたので、マスクなしでの対話は、ある意味鬱陶しいものからの解放でした。

カウンセリング終了時の感想としては、初めてではない方とのオンラインは、対面時とそれほど差異が感じられず、遜色ないのではないかというものでした。
コロナ感染の不安を鑑みると、メリットの方が大きいかもしれません。
ただ、画面越しの初めての方とのケアにはいろいろと難しい面もあり、注意深く取り組まなければならないとも感じております。
長きに渡り、勤務先のクリニックでオンライン診療を体験してきているのであまり抵抗はないのですが、それでも、それぞれのいい面とそうではない面を常に念頭に置きながら取り組んでいかなければならないと言い聞かせております。

暫定的ではありますが、2〜3月のグリーフケアの開室日及びご予約等は以下のとおりとなっております。(現在、オンライン予約は止めております)

オンライン・グリーフケア
金曜日:13時〜 15時〜 17時〜 19時〜
土曜日:13時〜 15時〜 17時〜
の7枠をご用意しております。
お時間は延長なしの60分、料金は5千円となります。
料金は、PayPalが使えるようになるまでは、
事前のお振込にご協力いただけましたらと思います。

六本木での対面グリーフケア(各月第1週のみ)
各月第1週のみ、六本木のカウンセリングサロンにて可能となります。
金曜日:13時〜 15時〜 17時〜
土曜日:13時〜 15時〜 17時〜

各月第1週は、オンライン/対面どちらも可能ですので、
対面orオンラインのご希望を明記の上、ご予約のメッセージの送信をお願いいたします。

逗子での対面グリーフケア(各月第1週を除く)
金曜日:13時〜 15時〜
土曜日:11時〜 13時〜 15時〜
3月以降にはお迎えできる予定ですので、六本木よりも逗子をご希望の方は、同じくご明記の上、ご連絡いただければと思います。

初めての方もまずはご希望をお伝え下さい。できるだけご意向に沿う形で、ケアを進めてまいりたいと思います。
LINEのみではなく、メールでもご質問/ご連絡を受け付けておりますので、どうぞご遠慮無くご連絡くださいませ。
info@grief-cafe.com

時代とともに、グリーフケアの形も変わっていってもいいのではないか、と思えるようになりました。
「こうでなければならない」からの解放です!

 

『手紙寺』

こんにちは!高尾です(^^♪

今年の冬は殊の外寒いです❆
勤務先の地元の皮膚科には、しもやけで来院する方がチラホラ見受けられます。私も子どもの頃、すきま風吹き荒ぶ木造校舎で足先が冷え切り、指が痒くて痛くて、でもやっぱり痒くて、、、授業中に上履きを踏みつけては痒さを凌いでおりました(;_;)
様々な暖房器具にあふれている現代でも、しもやけはまだまだ健在のようです。
それと、火傷の患者さんや、転んで怪我をしたり、指を切って来られる方もなぜか増えています。しかも縫うほどの大きな怪我をされる方が少なからずもいらっしゃいます。
身体が寒さで縮こまっているからでしょうか・・・
どうかゆっくりと身体をほぐしてあげて、痛い痛い思いをしなくてすむようにいたしましょう!!
そして、身体と同様に寒さでコチコチになってしまっているこころも、ゆったりとほぐしてあげましょうね(*^^*)

ところで、「手紙寺」ってご存知でしょうか?

ここは、江戸川区にある、創立1200年もの長い歴史を誇る證大寺(承和二年西暦835年発祥)の二十世住職である井上城治様が、2017年に千葉県船橋市の御坊(船橋昭和浄苑)に設けた、故人に宛てて手紙を書く空間です。

井上氏は、「故人を想像しながら語りかけること、それは自分自身と向かいあい語りかけることでもあり、それこそが故人に対する本来の祈りであると考えます。」と語っておられます。そしてまた「時空を超えて想いを届ける手紙を通して、大切な人と向き合い語り合うことで、こころが楽になり、前向きに生きる力を回復する場所を目指しています」とも。。。

まるで、グリーフケアのカウンセリングサロンのような存在だと、私は勝手に想像しています。
手紙をしたためることと、言葉を紡ぐこと。きっと、想いは同じなのではないかと・・・

不安なとき
一歩を踏み出せないとき
自分の想いに自信を持って
進みだそうと強く思うとき

大切な「あの人」に
手紙を書くと
ひとりで考えているときよりも
正直に 丁寧に
自分の感情と向き合うことが
できます

年を重ねて気付く
大切なひとへの感謝の気持ち
「あの人」がいなくなってから気付く
もっと伝えておけばよかったと思う気持ち

想いや
言葉にしておきたかったことを
手紙にする

別離の先に続く人生に
手紙は時や場所を超えて
想いを伝える力を持っています

誰も知らない遠い場所で
なぜか心が落ち着き
素直な気持ちを吐露できるように
日常からほんの少し離れた
小さな非日常の場所

手紙寺は
そんな静かで
穏やかな存在でありたいと
そう思っています

「手紙参り」は、もう会うことの叶わない、「あの人」に向けた手紙。
様々な思いを、心の中の「あの人」に向けて書くことで、あらためて気づくことがあるのではないでしょうか。。。

ごめんなさいと書くつもりが許しを得た気がして、ありがとうと書きました」
この体験談に井上氏は、「故人の喜ぶ顔、やさしく見守る顔が目に浮かぶようで、すばらしい供養になった」と感じられたそうです。

そんな手紙を書いて手紙寺のポストに入れると、「お焚き上げ」という形で浄土に配達され、「あの人」に届けられるそうです。

「ラストレター」は、私から「あの人」への最後の贈り物。
別れは突然かもしれないし、最後に会うことも叶わないかもしれない。
だからその時が来る前に、遺される大切な人たちへ想いを手紙で残しておく。
ラストレターを記すことは自分自身への問いかけや、大切な「あの人」と向き合う時間にもなります。
(このラストレターは、自分が亡くなった後、大切な方に贈られます。)

(引用/参照:https://tegamidera.jp/)

これは、来たるべき時に備えての「予期悲嘆=グリーフの始まり」と言えるかもしれません。出会った瞬間から、お別れの時へのカウントダウンは始まっているのですから・・・その時になって慌てないように、伝え残すことがないようにと、その時のことを思って、こころ静かに穏やかに綴られる文字は、逝くものにとっても、遺されるものにとっても、こころの拠り所になるに違いありません。

慌ただしい日常から逃れて、静かな空間で手紙をしたためる。この非日常な空間で自分と向き合ってみると、「死」というものを通して、ひょっとしたら、いつもの自分(と思い込んでいる自分)とはちょっと違う自分と出会うことができるかもしれませんね。

先日急逝した友人のご主人さまにお手紙を差し上げたところ、丁寧なお返事を頂戴いたしました。
そこには、彼女の最期の日々の様子や彼女への想いが、温かな眼差しで綴られていました。とても悲しい出来事ではあったけれども、あらためて彼女と家族になれたことへの感謝の気持ちや喜びを噛みしめながら、文字を書き連ねられたであろうことが想像できました。私自身も、このようなご家族に見守られながら最期の時を過ごし、今はどこからかご家族のことを見守っているであろう彼女の存在に安堵し、当初抱えていた苦しみから少し開放されたように感じています。
井上氏の語られているとおり、「手紙」は「祈り」なのかもしれません。この祈りを捧げた時、人は「救われた」「赦された」と感じ、一歩前に進むことができるのかもしれません。