花のいのちは短くて・・・

こんばんは!高尾です(^^♪

今日は不安定ながらも、風が爽やかで気持ちいい1日でした(^^)

ここのところ、新規の方が続けて来られています。
初回は、事情をお話していただくという意味でも、どうしてもお辛い時間になられるかと思います。しかしそれと同時に、どなたにもお話することができず、また、時間が経つとともに、ご家族同士でも話しづらくなることが多く、ここに来てみて、ようやく話すことができたという安堵感がジンジンと伝わってくるのです。辛い出来事を、それを自分一人で抱え込むということは、こんなにもしんどいことなのです。

先日も、このような酷な出来事がこの世には起こりうる、、、という残酷な現実を突きつけられ、それでも、どんなに苦しくとも、今日まで生きてこられたことに、頭の下がる思いでした。
感謝と敬意。涙を流しながらも、嗚咽を漏らしながらも、しっかりとその出来事と向き合っておられる姿からは、その思いしか湧いてきませんでした。

物語ることは、グリーフワークの第一歩です。おそらくBe-ingに初めて来られる時には、不安や恐怖で、ご自宅から這い出すような思いで、勇気を振り絞って来られるのだと思います。
その思いを大切にしながら、お話していただけたことに敬意を払い、どれほどの苦しみの中でも、今この時まで生きていてくださったことに感謝して、それぞれに物語られる思いを丁寧に拾わせていただきたい、という気持ちを強くいたしました。

 

ところで、「月下美人」ご存知でしょうか?
こんな花を咲かせます。
たった一晩だけ咲いて、翌朝にはしぼんでしまうという、とても儚い命の花です。その芳しい匂いは、10m先まで届くと言われています。ジャスミンのようなやわらかい甘い香りにうっとりとしてしまいます。
中高生の頃、友人が「今晩咲くからおいでよ!」と誘ってくれ、蕾が開いていく神秘的な様子や、その芳しい香りに驚いたものでした。

先日、友人が株分けして大切に育てていた苗を譲ってくれました✨
「同じ日に咲くらしいよ」とのことなので、離れた場所で一緒に楽しむことができるかもしれません((o(´∀`)o))ワクワク
なんとなく、ブリーダーさんから仔犬を引き取る時の気持ちに似ているような・・・

 

 

新しい環境に馴染むまでは少し時間がかかるようです。

新芽?が出ています。ちゃんと生きてます!

葉っぱの周りのちょっと凹んだところから茎が伸び、やがて花を咲かせるそうです。

 

闇夜に咲く花。だからこそ、「私ここにいます!」とばかりに、芳しい香りを漂わせるのかもしれません。
たった一晩の儚い命。だからこそ、今宵限りのいのちを精一杯輝かせているからこそ、我々を魅了してやまないのかもしれません。

自由が丘の薔薇のきみ🌹ふたたび

こんばんは!高尾です(^^♪

お天気とこころもつながっているようですね。少し青空がのぞくだけで、もやもやとしていた気持ちまで晴れわたっていくようです(*^^*)

薔薇の季節が巡ってくるたびに、声をかけてくれる自由が丘の姫。今年も「見事に満開になったよ!」と連絡が入り、「仕事のついでにおいでよ!!」の一声。
お天気もイマイチの日が続き、コロナの状況は好転せず・・・自分の努力だけではどうすることもできないというモヤモヤとした気持ちに、一筋の光が射したようで✨久しぶりに、ちょっとウキウキしながら、クリニックに出勤する前に立ち寄ることにしました。

雨の予報が見事に外れ、テラスの薔薇園には神々しい光が射してきました✨
パラソルの下で、咲き誇っている薔薇たちの物語をうっとりときかせてもらいながら、ここに至るまでの彼女の弛まない努力に、心のなかで思いっきり拍手を贈りました👏

おすそ分けです(^^)/~~~


それぞれに素敵なお名前がついているのですが、私には絶対覚えられません^^;


様々な形・色彩・香り・・・それぞれがそれぞれに、あまりにも可愛らしく素敵に青空に溶け込んでいて、どれが1番だなんてとてもとても。。。
きっと、神様から見た私たち人間も、こんな感じなのかな・・・などと、なんとなく思ってしまいました。

どんなに恐ろしい災害が起ころうとも、コロナが蔓延しようとも、そして深いグリーフに陥ろうとも、それでも自然界は、なにごともなかったかのように、当たり前のように、変わらずそこにあります。
それはきっと、非日常の世界に突然放り出された私たちに、いつでもここに帰っておいで、ちゃんとあなたの帰る場所はあるのだから、と語りかけてくれているかのようです。

緊急事態宣言が発令されている今は、なかなか外にこころを向けることは難しいけれども、それでも、身近にある変わらぬ自然と触れ合うことはとても大切なことなのだと、薔薇たちの芳しい香りに包まれながら、ふと思いを巡らせた午後でした(^^)

グリーフがもたらす心身の諸症状とは・・・

こんばんは!高尾です(^^♪

まるで、梅雨のようなジメジメとしたお天気が続きます💦
昨日は、今年初めて、カウンセリングサロンに除湿を入れました。換気をすると一気に湿気が窓から入ってきてしまいますが、換気→除湿→換気→除湿を繰り返しながら、なんとか快適さと感染予防の両立を実現できたのではないかと思います💦💦

Be-ing開設当初は、大切な方を亡くされてからかなりの時間を経た方が多く来室されていましたが、最近ではこのHPの閲覧数も増え、そのせいか、亡くされて1ヶ月〜3ヶ月くらいの方が多くお越しになっています。特に、四十九日を終えられたくらいの方が多いように感じています。

きっと亡くされた直後は、目の前にやらなければならないことがたくさんあって、気持ちが張り詰めているのだと思います。嫌な感じのアドレナリンが分泌され、妙な高揚感があって、落ち着いて悲しむ時間が持てないのだと思います。
それがようやく四十九日を迎え、納骨をすませた辺りから、胸にぽっかりと穴があいたような、その穴から奈落の底に吸い込まれるような喪失感に蝕まれ始めるのだと思います。それは、自分はなんのために生きているのか、であったり、生きている意味とはなんなんだろう、であったり、それがやがて、孤独感、不安感、怒り、焦り・・・を招き、時には死んでしまいたいくらいの苦しみに襲われることもあるのです。
身体的にも、不眠や食欲不振、やる気が出ない、なにをやっても楽しくない、人と話したくない、会いたくない、などなど・・・

今まで感じたことのない希死念慮や、心身の不調を感じた時、人はその自分の変化に驚き、自分がどこかおかしくなってしまったのではないかという不安に陥ります。ただでさえ、グリーフによって心身に不調を来しているところに、「自分はおかしくなってしまったのでは?」という不安が加わり、恐ろしくて身動きが取れなくなっておられる方も少なからずおられると思います。あるいは、勇気を出して心療内科を受診されている方もおられると思いますが、中には、処方された薬が合わず、このまま服薬を続けて大丈夫だろうか?と不安にかられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、喪失(離別)悲嘆による症状と、うつなど精神疾患の初期症状は似ていると言われています。
しかし、まず私がお伝えしたいことは、大切な方を亡くされて、こころの拠り所や生きがいを喪った時、このような心身の異常がもたらされるのは、ごくごく自然で当たり前のことだということです。上でも書いたように、四十九日を過ぎた頃から、3ヶ月〜6ヶ月を目安に、このような状況にあるご自分をそのまま受け止め、受け容れてさしあげましょう。今自分は、死んでしまいたいくらいに辛いんだな、ということ、それは裏返せば、それほどまでに、別れがこんなにも辛いほどに愛する人とこの世で出会えたということであり、そのことを、時間をかけてゆっくりと落とし込んでいく時間が必要だということなのです。若松英輔氏は「これほどまでに、別れが辛く切なくなるくらい愛する人と出会うことのできた人生が、虚しいはずがないではないか。」と記しています。
ここで逆に、何事もなかったかのように振る舞ったり、泣いてはいけない、落ち込んではいけない、、、と言い聞かせながら元気を装って振る舞っているほうが、後々もっと深い闇に陥ってしまう危険性があるのです。

とはいえ、いつまでこの闇を彷徨えばよいのかという不安に、自分一人で向き合うのはとても恐ろしいことです。だからこそ、少しでも早く、この6ヶ月を迎えるまでに、グリーフケアの門を叩いていただければと願っています。
そしてもちろんのこと、この6ヶ月を過ぎてもなかなか日常生活に戻れていないと感じておられる方も、今後の道しるべを手繰り寄せるために、是非お話をされにいらしてください。行動を起こすことは、とても勇気とエネルギーのいることではありますが、「来てよかった」「気持ちが楽になった」「そういう考え方もあるんですね」「こんな気持ち、自分ひとりではないのですね」という、新たな気づきがもたらされる場でもありますので、まずは第一歩を「よいしょ!!」と踏み出してみていただければと思います。

ただし、不眠や食欲不振などの様々な症状により、日常生活に大きな支障をきたしている場合には、医師と相談の上、お薬の力を借りることも選択肢として挙げられます。それは、残念ながら我々グリーフケア師には、その状況がグリーフによるものなのか、精神疾患によるものなのかの判断を下すことができないからです。
この「医療との連携」は、グリーフケアにおいてとても重要な要因になると考えています。半年を過ぎても症状が改善しない場合、「複雑性悲嘆」への移行が考えられ、専門家(医師)の治療が必要となってきます。その際に情報を共有し、医師とケア師が連携して携わることが、1日も早く日常生活に戻ることのできる道へと繋がると信じるからです。お薬の相談をされるのもいいですし、(希望すれば漢方も出してもらえます)逆に、医師から「あなたに薬は必要ない」と言われた言葉が、お薬になることもあるのです。

最初は、「カウンセリングは初めてなので、何を話していいのかわかりません」と戸惑いがちな方も、次第に堰を切ったように次から次へとものがたりを語り始め、それと同時に涙が溢れてきます。今は、冷たくて苦くてしょっぱい涙も、語り続けるうちに、懐かしく温かな涙へと変容していくことに気づかれると思います。
Be-ingは、ご自分で物語り、大切なことに気づくことのできる場所でもあるのです(*^^*)

サロンの近くに、アイスクリーム屋さんがオープンしました(^^)/~~~
これからの季節、駅までの道中、ホッと一息つかれてみてはいかがでしょうか?
美味しかったですよ(๑´ڡ`๑)

  

 

後17年で・・・

こんばんは!高尾です(^^♪

今日は昨日とはうってかわって、蒸し暑い1日でした💦
いよいよ日傘の出番です!
それでも駅まで歩くと、じんわりと汗が・・・

えっ(*_*) もう梅雨入り間近??
今年は桜をはじめ、花が咲くのも例年よりも早かったので、あり得るかも、、、ですね^^;

昨日お知らせした、おとなの遠足&キャンドルワークショップ『セルフケアの旅〜鎌倉ものがたり〜』with 絵本deカフェ ですが、あっという間に残席1となりました!お申し込み、ありがとうございました✨

 

母校のお御堂💒でお式を挙げてから、
今日で丸33年が経ちました。
すごい年月が過ぎたようです。
孫姫が1歳になったわけなので、
そりゃそうだな〜〜〜〜
とは思いますが・・・

 

 

後17年で金婚式です。銀婚式は、生まれ故郷の松山道後温泉で迎えました。とっても素敵なお宿で、「金婚式にもまた来ますね!」と宿を後にしました。
自分の歳に17を足すと、その頃の自分が想像できないほどの年齢になりますが、それでも「こんな自分でありたいな」という思いは湧いてきます。
そんな自分であり得るために、今の自分になにができるのか?
その時まで生きていられるかどうかあやしくはあるけれども、生きていたとしても、今よりも確実に「死」に近づいていることだけは間違いありません。

記念日を大切にする(妙に拘る??)家庭で育てられたので、なにかとお祝い事の多い我が家であります。でも、これら記念日をきっかけとして、この「今の自分にできること」を時々立ち止まってちょっと考えてみる時間は、実はとても大事なのかもしれないな、、、と最近では感じています。

『あの時〇〇しておけばよかった。。。』

という悔いを、少しでもちょっとだけにするために、今できることの精一杯を生きている自分でありたいと願った、33回目の結婚記念日でした❤


子どもたちも、それぞれが社会に巣立っていき、二人で静かに祝いました。

 

 

 

今ではもう大学での結婚式はやっていませんが、それでも今年もまた、変わらずお御堂のお庭には、薔薇が咲き誇っていると思います。

 

いざ、鎌倉!!

こんばんは!高尾です(^^♪

今日は肌寒い1日でした。そして明日は夏日☀となるようですね。
この気温差にどう立ち向かっていくのか・・・悩ましいです(-_-;)

さて、いよいよ「いざ、鎌倉!!」の扉が開かれました\(^o^)/

ご案内にもあるように、「おひとりさま」でのご参加をおすすめします。
人と話をする、というよりは、ご自分とじっくりと語り合う時間を持っていただきたいからです。普段、お仕事や人間関係でお疲れになっている心身を、鎌倉という異空間に漂う不思議パワーでほぐしていきましょう。

まずは、地元民がおすすめする美味しいお店で「ひとりごはん」を楽しんでいただき、その後は、とっておきの散策コースを、おひとりおひとりに静かに味わっていただきたいと思います。紫陽花の季節ですが、密を避けて、観光スポットではなく、地元民がこよなく愛す秘密の場所にご案内いたします。

そしてそして、お楽しみのキャンドルワーク(*˘︶˘*).。.:*♡

こんな素敵なカフェの 

さらに奥にあるこんな空間で 


今回は、「てごねキャンドル」を3〜5個作ってみましょう!
たくさん作れば、「もったいない」が、なくなる、、、、でしょ(*^^*)
てごねキャンドルを惜しみもなく灯して、「f/1のゆらぎパワー」でまずは心身を整え、今自分が向き合うべきものと向き合う力をいただきましょう!!それこそが『セルフケア』の極意ですよ〜(^^)/

こちらのカフェは珍しい日本茶のカフェです( ^^) _U~~

 

もちろん、カフェのお茶付きです!

 

オープンカフェなので、換気はもちろんのこと、いつでも外のテラスでお茶をお楽しみいただけます。どうぞ、その時その時の気の向くままに、ゆるゆるとしたセルフケアタイムをお楽しみください(*˘︶˘*).。.:*♡
こんなに開放的で素敵な場所での絵本の朗読は、いつもとはまた違った趣があるにちがいない、と期待しています((o(´∀`)o))ワクワク

鎌倉は、癒やしを求めて訪ねてくる人々で密になる可能性が大!です(T_T)感染予防でもあり、また、人混みの中でのセルフケアは難しいということもあり、今回は混み合う週末を避けて、月曜日開催という決断を下しましたm(_ _)m
年内のキャンドルワークの予定も掲載いたしましたので、今回の鎌倉は残念(;_;)でも、次回をどうぞ楽しみにお待ち下さい(^^)

緊急事態宣言の延長(-_-;)

こんばんは!高尾です(^^♪

まるで初夏のような暑い1日でしたね☀
それでも、風が爽やかだから、、、とやり始めた、伸び放題の庭木の手入れで、汗だくになってしまいました💦
でも、ずっと気になっていたことを片付けると、なんだか気持ちはスッキリ!!
先延ばしにしないって、「今を生きてる」って感じです\(^o^)/

東京都の緊急事態宣言が5月末まで延長されました。現状を鑑みると致し方のない判断だと思いますが、Be-ingでも対策を練らなければならない状況となってまいりました。

当然のことながら、緊急事態宣言が出されている都市に出向くことはとても不安です。「もしも自分がコロナに感染したら・・・」どれだけ多くの方々にどれだけ多くの迷惑をかけるのか、、、と考えるだけで、足がすくんでしまいます。

でも・・・
ホテル業界の方も、飲食店の方々も、電話が鳴る度に「またキャンセルか」と怯えているといいます。最近では、レストランのキャンセル料が前日キャンセルでも100%というお店が出てきました。実際どうやって請求するかは?ですが、要するに、キャンセルポリシーを徹底して守ってください、ということなんだと思います。
予約とは、自分のために、プロの方の時間と技術を押さえるための行為です。予約をした時点で、その準備は始められるのです。それなのに、直前や、前日遅くにキャンセルされると、準備したすべてのものが無駄になってしまうかもしれないのです。食材が棄てられたり、人材が宙に浮いてしまったりもするのです(T_T)

コロナだから・・・
コロナの時代だからこそ、予約をする時点で、本当に行けるかどうか、行っていいのかどうか、本当に行く必要があるのかどうか、、、をじっくりと考えてみましょう。人から見たら「不要不急」かもしれないことであっても、自分にとってはとても大切なことがあると思います。だからこそ、自分でよく考え、判断し、行動する。そして、行動するからには、責任を持って感染予防策を徹底する。
コロナの時代だからこそ培うことのできる、「生きる力」なのかもしれません。

ということで、Be-ingでもキャンセルポリシーを設けることといたしました。
1.キャンセルのご連絡は、前日の18時までにお願いします
2.当日キャンセルの場合には、2時間前までにお電話にてお願いします
3.3回連続してキャンセルされた場合には、ご予約をお受けできない場合があります
4.予約時間直前や過ぎてからのキャンセル、無断キャンセルの場合には、キャンセル料を頂戴いたします
5.ワークショップの場合には、キャンセル待ちの方がおられますので、開催日の2日前までにはご連絡をお願いします

以上のご協力をお願いさせていただいた上で、感染予防対策を徹底してお待ちしております。
5月末までは不定期な開室となりますので、www.grief-cafe.co.jp の「webからのご予約」を是非ご利用ください(^o^)/