こんばんは!高尾です(^^♪
ご無沙汰してました(._.)
修論を今月中に完成させようと、躍起になっておりました^^;
時々、芝虎ノ門のカウンセリングルームに泊まり込んで、ラストスパートかけてました💨
頑張った甲斐あって、主査の先生からオッケーをいただきました!!
今週末ゼミで発表することになっているのですが、勿論、オンラインです💦
仕事でzoomは時々使っていますが、自分が発表するのは初めて・・・
なんとなく、いや〜〜〜な予感がしています(-_-;)
先日、アルフォンス・デーケン神父様が亡くなられました。
大学生の時、初めて「死生学」という学問を知りました。二十歳そこそこの女子大生に理解できることは少なかったかもしれないけれども、それでも、授業で語られる言葉は毎回こころに響き、何かしらがこころに残りました。
数年前、デーケン神父様が地元の病院に講演に来てくださった際に、この本にサインをいただき、とても大きくて温かい手で握手をしてくださいました。
どんな時にも、ユーモアと笑いを忘れずに!
いつも、神父様が仰っていた言葉です。
ユーモアとは「にもかかわらず」笑うことである。(ドイツのことわざ)
ユーモアと笑いの効用とは・・・
1.ストレス解消への援助
2.怒りや敵意の緩和
3.人間的な成長を促す刺激
4.笑顔は無言のコミュニケーション
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周りの人たちと距離をおきながらの生活の中では、なかなか思いっきり笑うこともユーモアを飛ばすこともできないかもしれません。それでも、・・・にもかかわらず笑うことが、人間にはとても大切なことなのかもしれませんね\(^o^)/
デーケン神父様は、病院ボランティアをしていた大学生の時に、ある患者さんの臨終に付き添うよう医師から頼まれ、その初対面の末期ガンの患者さんの死をひとりで看取ったそうです。その時、何もしてあげられない自分の非力さに打ちのめされた彼は、必死に考えを巡らせて、モーツァルトの「レクイエム」のレコードをかけたそうです。これは、モーツァルトが死の間際に作曲した曲で、この曲ほど、死を前にした悲しみや苦しみと同時に、永遠の生命への希望が生き生きと表現されているものはないと思ったからだそうです。レクイエムが静かに流れる病室で、患者さんが亡くなるまでの3時間、彼らは静かに神に祈ったそうです。
この3時間が、神父様にとっては人生でもっとも長い3時間となり、この経験がきっかけで、「死生学」をご自分のライフワークにしようと決意されたそうです。
デーケン神父様ご自身は、「最後の時は、神に感謝の祈りを捧げて、マーラーの第2交響曲『復活』を聴きながら、天国に行きたいと願っています。」と著書の中で書かれていました。(「心を癒す言葉の花束」)
最期の時まできっと、ユーモアと笑顔を忘れずに、大好きな曲を聴きながら、旅立たれたことでしょう。。。
デーケン神父様の講演を聴いて、私はグリーフケア研究所で学びたいという気持ちが固まりました。入所後の毎週水曜日、夜の9時半頃に授業が終わって帰る時、毎回のように、駅から大学に戻られる神父様と、ちょうどイグナチオ教会の前ですれ違いました。大学時代からずっと、いつも温かい眼差しで見守っていただいていたように思います。
こころより、ご冥福をお祈りいたします✞
暑さ寒さも彼岸まで、、、というように、すっかり朝晩は秋めいてまいりました。どんなに過酷な暑さにさらされていても、ちゃんと新しいいのちが芽吹こうとしています🌹