参加することに意義があった、、、はずなのに・・・

こんばんは!高尾です(^^♪

気がつくと、7月ももう終わり。
ほぼ、緊急事態宣言が出ずっぱりの東京ですが、ついに、スポーツの祭典「オリンピック」が始まってしまいました^^;
人流の抑制が効かないのか、六本木は人で溢れています。夏休み中の親子連れが目立ち、そして、外国の旅行者らしき人とすれ違うことも度々あります。
クリニックやカウンセリングサロンに出向く日は、毎回逃げるようにして帰ってきています(-_-;)

確かにオリンピックが開催されているのに、家に籠もっていろ、、、と言われることに違和感を感じる人も多いと思います。たとえ無観客にしても、会場の外に人が溢れていては、意味があるのだかどうだか・・・
人は善意だけで動けるはずもなく、そこに頼り切っている現状が、感染者の爆発的な増加に繋がっているように思えてなりませんが、実際はどうなのでしょうか。。。

その昔、『オリンピックは、参加することに意義がある!!』と言われていた時代がありました。参加するだけでも、素晴らしいことだったのです。
時代が変わったのでしょうが、ニュースは「本日獲得したメダルの数」にこだわり、金メダルをとった選手が突然英雄と化しています。いつのまにやら「金メダル至上主義」となり、銀メダルや銅メダルは「〜に終わりました」と表現されるようになりました。

♪ナンバー1にならなくてもいい〜♪
あれほど多くの人が口ずさんだはずなのに、スポーツって、やっぱりナンバー1にならなきゃならないのでしょうか・・・
私は、銀でも銅でも、すごく喜んでいる選手が素敵に思えてなりません。だって、「参加することに意義」があり、おまけにメダルまで手にすることができたのですから!!

グリーフケアも、「参加」ならぬ、『そこに存在すること』に意義がある、と私は考えています。
なにかをして称賛を浴びることではなく、そこに場所があり続けること、ケア師が居続けること、こそに意義があると思っています。
それは、「思い迷った時にはあそこに行けばいい」というお守りのような存在であり続けることです。簡単なようで、とても難しいです。
メダルはありませんが、来てくださる方々からいただく言葉の数々、取り戻した目の輝き、弾けるような笑顔、、、などなどが、ケア師にとっては、ずっしりと重いメダルなのです。

昨日も今日も、嬉しいメダルをかけていただきました。
「こうやって話を聴いてもらえるだけでも、自分は救われています。」
「こうやって話をするだけでもいろんな気づきがあり、生きていこうと思えるようになりました。」
ケア師がなにかをするわけではなくても、その場所に居続けることで救われる方がおられるのならば、たとえお一人でも、生きていくために救いを求めて来られる方がおられるのであれば、私はここに、この場所に居続けようと思います(*^^*)

体調を崩し、始めてPCR検査を受けました。幸い陰性でしたが、結果を聞くまでは不安でしかたがありませんでした。ワクチン接種1回目が終わりましたが、副反応が結構辛く、2回目接種に怯えています。
コロナだけでも、様々に渦巻く不安で溢れています。グリーフを抱えておられる方の苦しさは、いかばかりでしょうか。。。
緊急事態宣言が延長されましたが、金土ともにBe-ingは開いております。(人数制限はさせていただいております)
どうぞお一人で抱え込まずに、感染予防対策を万全にしてお越しください。お部屋の準備を整えて、お待ちしております(^^)/

 

質問力、恐るべし

こんばんは!高尾です(^^♪

梅雨が明けた途端の猛暑💦
洗濯物が気持ちよく乾くのは嬉しいけれど、ベランダの私は汗だくです^^;

さて、昨日ブラッシュアップすべく、セミナーに参加してまいりました。

本来は、ホリスティックコミュニケーションの実践セミナーのための体験セミナーなのですが、今回はちょっとなんだか違う雰囲気が・・・
おそらく、おのころ心平さんのファンの方が、間近でお話を聴くことができるということで集ってこられたのだと思われます。

とはいえ、黒丸先生は相変わらずのマイペースぶりを発揮され、いつもどおり、わかりやすいお話とデモンストレーションを交えながら、ホリコミの魅力を伝えてくださいました。

我々卒業生は、後ろの席から傍聴するような形で参加させていただきました。
ブラッシュアップのつもりで参加しましたが、まだまだ勉強不足、体験不足を痛感させれました(-_-;)

デモ中でも途中で止めて、「さて、ここでなんと質問するか?」と我々に質問が飛んできます。
参加者がなんとか返答しても、「それ、普通だよね。でも、それ1番やっちゃいけないやつ!」
えっ!!そうなの!? (*_*)(・・;)
でも、これってカウンセリングではよく使われてる、、、よね(-_-;)
長い間患者さんと向き合い、たくさんの経験を積まれてこられた先生だからこその、貴重なスキル。恐らく、マニュアルどおりではなかなか解決できない問題が、実はこの世にはたくさんある、ということなのだと思います。

クライアントさんが抱えておられる問題の原因や理由を、カウンセラーが直接探るのではなく、クライアントさんが探さざるを得なくなるような質問をする。それはケア師の思いではなく、クライアントさんの思いが自ら動き出すような質問。その質問力が我々ケア師には求められているのだということです。そして、それが実に実に難しいのです(T_T)
この力を得るためには、何度も何度も間違えながら、それでも挑戦し、その体験を積み重ねていくしかないんだということを、あらためて学ばせていただきました。

ということで、来月から実践セミナーの再受講始めます(^^)/
少しでも、お一人でも多くの方の「かなしい」「つらい」「さみしい」の声におこたえすることができるように、行ったり来たりを繰り返しながらも、1歩でも先に進めるよう、ブラッシュアップを続けていきたいと思います。
これは、臨床を離れた場で、綺麗な言葉で、綺麗ごとを並べるような心地よい学びではなく、経験を積まれた現役の医師が、一見ゆるゆるな環境の中、本当に大切なことはなにか、を臨床の現場で格闘している我々に伝えてくださる、いのちの授業なのです。

ご興味のある方は、こちらをポチっとされてみてください(*^^*)
https://kuromarutakaharu.com/seminar/

 

 

 

水鉢の睡蓮が見事に咲きました!

♪ささのは さ〜らさら♪

こんばんは!高尾です(^^♪

今年の7月7日七夕も、彦星と織姫は会うことができませんでしたね💧どうして七夕さまは、梅雨の真っ只中なのでしょうか・・・(T_T)

七夕は、星祭、銀河まつりなどともいわれるように、星の神秘にこころをよせたロマンティックなお祭りです。
この風習は、五節句のひとつとして、中国から日本に伝来されました。

古くは七月七日の夜、庭に香を焚き、五色の糸、針、麦、そうめんなどを供え、いもの葉にたまった露で墨をすり、願いごとをこめた詩歌を五色の短冊に書いて笹竹につけ、五穀豊穣や手芸上達を祈願しました。中国では、周の時代に織女星と牽牛星の物語が創られ、棚機津女、織女祭りなどとも呼ばれています。

(絵本『きつねの たなばたさま』著者の正岡慧子さん記)

遠い昔、一生懸命に願いごとを短冊に書いて、笹の葉に結びつけた記憶が蘇ります。お星さまや、折り紙に切り目を入れて作ったお飾りを、たくさんぶら下げたりしました。
今でも、私たちは願いごとを文字にしてしたためます。それは絵馬であったり、短冊であったり、色紙であったり、はたまた手紙であったり・・・
祈りや願いを言葉にしてみる、文字にしてみる、、、という行為は、自分の思いと向き合い、なにが自分にとって大切なことであるかということを、ちょっと立ち止まって考え、整理するいい機会となります。

たとえ、彦星と織姫が天の川を渡って会うことができなくとも、我々がこの鬱陶しい梅雨空の下、あまたおおくの星々が輝く天の川に思いを馳せながら、ほんの少し、自分の思いに立ち止まる日であってほしいと願っています。

「かなしみやさみしさを抱えながらも生きている」我々が、なにを手放し、なにを携えながら生きていくのか、大切なことに向き合うことのできる日となりますように、、、という願いをこめて、絵本の花束で『きつねの たなばたさま』をご紹介いたしましたので、覗いてみてください(^^)/

https://www.grief-cafe.com/%e7%b5%b5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e8%8a%b1%e6%9d%9f/