いろんなかなしみ方があっていい

こんばんは!高尾です(^^♪

そろそろ8月も終わりですね。・・・の割には、まだまだ猛暑は続きそうですが💦💦
まさか、暑さにいのちを奪われるなどつい何年か前までは夢にも思っていなかったのですが、とにかく1日も早く、いのちの危険性がなくなるところまで涼しくなってほしいです。

この週末は、その猛暑の中にもかかわらず、鎌倉小町/六本木ともに多くの新規の方々が来室されました。鎌倉では、お部屋の窓いっぱいに広がる木々を眺めながら、六本木でも、キャンドルの揺れる灯りを眺めながら、ゆったりとした時間が流れました。

それぞれが、重く切ないものがたりでした。
言葉にすることにより、苦しい思いが込み上げてきてしまいますが、それでもどこかで思いを吐き出さないと、負のスパイラルがただただグルグルと回り続けることになってしまいます。
ご自分の手で、この回り続けるスパイラルにチョキン✄とハサミを入れるということ。とても勇気がいることですが、もしも「このままでいいのだろうか?」という声がご自分の中で生じているのであれば、どうぞお話しにいらしてください。
こうでなければ・・・ということはありません。かなしみの色も形も、そしてかなしみ方も、いろいろあってそれでいい、、、のですから。

ご家族や親しい方と、かなしみを共有することが難しいとお話になる方がたくさんいらっしゃいます。相手を困らせたくないという優しさからだと思います。
でも、今はまずご自分のことを1番大切にしてください。だからこそ、第三者であるカウンセラーを頼ってください(^^)

大切な方を亡くされてから、ずっと気持ちが張り詰めて、身体が縮こまっていたのではないでしょうか。。。五感を緩め、心身をほぐし、ホッとひと息つく時間をBe-ingでお過ごしください。どのような時であろうとも、そのような時間を持つことはとても大事ですから。。。

私もカウンセリングの合間に、リフレッシュしてまいりました!
鶴岡八幡宮で年に2回開催される『骨董市』。境内を横切るように、様々なお店が軒を並べます。お店の人も我々お客の方も汗だくになりながら、それでもとっても楽しそう(*^^*)
そして不思議なことに、こんなにも暑いのに、なぜか木陰に入るとスーッと涼しい風が頬を撫でていき、一瞬涼を感じるのでした🎐

びっくりするほど涼し気な音色のティンシャと

 

涼し気な色合いのガラスペン

我が家に持ち帰りました!!

過去と今がちゃんとつながった!

おはようございます!高尾です(^^♪

昨日は突然の雨が何度か降り、今朝は庭木が潤っています。水を撒いても撒いてもすぐにカラカラになってしまうので、こうやって時折お湿り程でも雨が降ってくれるのは、本当に助かります。

先日久しぶりに、IBMで働いていた頃の秘書仲間4人で集まりました。最後に集まったのが2016年だったらしいので、実に7年ぶりということになります。
4人とも入社当時六本木に配属されていたので、よく社員食堂でお昼ごはんを一緒に食べていました。そういえば、当時社長だった椎名さんは、毎日必ず社食にいらして、アイスをひとつ召し上がっていました🍨 ひょっとしたら、社員のお昼休みの様子を毎日視察されていたのかもしれません。

たまたま大学が同じだった人、たまたま名字が同じで研修で隣り合わせになった人、たまたま同じ本社で働いていた人。。。その、たまたまのめぐり逢わせでの出逢いから何十年もたった今も、集まれば当時の懐かしい話に花が咲きます。
なんとなくぼんやりとしていた想い出が、誰かの一言で鮮やかに蘇ってきたりして、「あの頃私達、青春してたよね〜✨」と一気に気持ちがタイムスリップします。当時会社の保養所だった鎌倉の「かいひん荘」というレトロな旅館に泊まり、鎌倉花火大会をみたことや材木座海岸で海水浴をしたこと、などなど。。。

それぞれがIBMを離れ違う道を歩んできた30年余りの日々が、あんなこともあったよね、こんなこともあったよね、と語り合う内にだんだんと解きほぐされていき、今抱えている悩みやこれからの不安などもちらほら出てきて・・・
学生時代やOL時代の友人には、あれやらこれやら説明しなくとも、どこか自分のことをわかってくれているという安心感があって、「自分がどう思われるか」を気にすることなく「自分がどう思っているか」を素直に話せるような気がします。
思い起こせば、お互いの結婚式、親の葬儀、出産などなど、人生において、嬉しい時や悲しい時には必ず側に寄り添ってくれていた仲間でした。

いろいろと話す内に、社会人として働いていたあの頃からの自分の歴史が鮮明となり、同じ六本木で働いている今とちゃんとつながりました。やっぱり、時々は昔の自分のことも大切に想い出してあげないといけないですね(^^)

さて、お問い合わせをいただいて、大事なことをお伝えし忘れていたことに気づきました(・・;)
『湘南ライブラリー/セルフケア・オープンハウス』は、昨年もお伝えしたようにお部屋にエアコンが設置されていないため、この暑さが過ぎ去るまでの間閉めております。あまりにも暑くて💦💦とてもとてもいい時間をお過ごしいただける環境ではございませんm(_ _)m
再開の際にはご連絡いたしますので、
秋色に染まった逗子や鎌倉に是非お越しください。

当たり前を取り戻すために

こんばんは!高尾です(^^♪

台風6号も7号も、大きな爪痕を残し去っていきました。
被災された方々には、こころよりお見舞い申し上げます。

台風が去った後には、再び猛暑が待ち受けておりました。とにかく一歩外に出ると、どこに居ても息が苦しくなるほどの暑さです💦
後1ヶ月ほどはこの残暑が続くとのこと。。。奪われる体力をどう補っていくか・・・生きるためのセルフケアとでもいうのでしょうか。自分に合いそうなものを探しながら、なんとか後1ヶ月、乗り切りたいです!!

長い人生の中で、様々な負担をかけてきてしまった自分の身体。昨年来、DMM.comのオンラインクリニックで頑張りすぎたせいなのか、それとも還暦という年齢を迎えたせいなのか、今までの無理が祟って身体のあちこちに不具合が(;_;)
耳の不調、奥歯の痛み、脚の痛み、腕の痛み、そして目眩・・・常に痛みや不快感や不安感がつきまといます。
少しでもよくなりたい!と思う中、「気律均整治療」というものに出会いました。ちょっと不思議な治療法ですが、今までの自分の人生を振り返るいい機会をいただいています。どんなできごとも、恐ろしいほどに今の自分に繋がっているということを、あらためて思い知らされています。
記憶にはないけれども、潜在意識として刷り込まれてしまったできごと。意識はしていたけれども、あ〜やっぱりなぁ、なできごと。あの人の思いやらこの人の思いやらが、いまだに私自身に取り憑いているということ。
大切なことをあやふやにしたままだったり、こころや身体の痛みをきちんと手当てできていなかったり、これはフォーカシングよ!などと問題を棚上げしたままだったり。。。

今までに起きてしまったできごとは、今更どうすることもできません。身体の痛みがそのことを否応なしに教えてくれています。今までのできごとをなかったことにはできないけれども、今とこれからのことはなんとかできるかもしれません。
今まで当たり前だと思っていた痛みや不快感、違和感のない生活を奪われてしまったこともまた、グリーフでありロストです。
その当たり前を取り戻すために、身体を丁寧に手当てしてあげると、こころの痛みも和らぎます。その逆もまた然り。
文字通り痛みのある場所に手を当てたり、さすったり、よくなりますようにと気を入れてみたり・・・
昨日より、さっきより、ちょっと痛みが減ったりするのってこんなに嬉しいんだ\(^o^)/と、気持ちも少しずつ前向きになっていきます。

 

 

こころの痛みは、身体の痛みのようにわかりやすくはありませんが、それでも何かの折にふっとこころが軽くなっていることに気づいていただけたならば、ケア師としてはこの上なく幸せです.:*♡

立ち上がることだけが・・・

こんばんは、高尾です。

今年も8月12日が巡ってまいりました。
年々新聞で報道される紙面の大きさが小さくなってきていますが、それでもちゃんと1985年8月12日に起こった出来事を伝え続けてくれています。

あの日、空に飛び立ったまま、そのまま星となられてしまった520名の方々のご遺族の多さを思うと、どれだけのかなしみがこの地に溢れていたことでしょうか。。。
そして、38年という月日の長さを思うと、すでにあちらで再会されている方も多くいらっしゃるのではないかと、安堵する気持ちにもなっております。

ケアの現場ではよく、「このかなしみが消えてなくなる日は来るのでしょうか?」「どうしたらかなしみを乗り越えることができるでしょうか?」「忘れられる日は来るのでしょうか?」と尋ねられます。

多くの方々からお話を聴かせていただく中で強く感じることは、愛情とかなしみは背中合わせであり表裏一体だということです。大切な存在であったからこそ、喪ってしまった今、深いかなしみが胸に押し寄せてくるのだと思うのです。
だからこそ、かなしみを消してしまおうとか、忘れてしまおうとか、かなしんでいるご自分を否定する必要などないのです。それほどまでに大切に思える人と出逢うことができたご自分の人生の意味を少しずつ言葉にすることによって、いや、言葉にすることができないような深い思いがこの世には存在するということを知ることによって、大切に思う気持ちとかなしみとが溶け合っていくのだと思います。そこに、乗り越えるべきものなどないのではないか、と私は思うのです。

御巣鷹山で散ったたくさんのいのち。そして、遺された人々が流したたくさんの涙。そして、その後のたくさんの様々な人生。
美谷島さんのように、息子さんの死と向き合い、メディアを通して彼の死を無駄にはしたくないという思いを伝え続けることのできる方もいらっしゃいます。その一方で、体調を崩されたまま、その後の人生をずっと床に伏せておられた方も存じ上げています。どちらも、その方の魂が望まれた人生です。

PTGという心的外傷後成長を目指すこともグリーフケアの大きな意義のひとつではありますが、「早く人生を終えてあの世で愛する人と再会したい」と、それだけを望みギリギリのところでただ息をしているだけ、という生き方も、ケア師は時に受け容れていく柔軟さと強さが必要とされるのです。

かなしみのどん底で生きていくことでしか救われない魂もあるということ。立ち上がることではなく、それを望まない向き合い方、生き方もあるということ。なにもできないことへの無力感を感じつつも、その人生観にただただそっと寄り添うということ。これもまたケア師のあり方なのです。

それでもやっぱり、少しでも光のある方へ・・・と望んでしまいます。少しでも笑顔になってもらいたい・・・とも願ってしまいます。でも、それがクライアントさんの思いではないこともあるし、なにがなんでもそうならなければならない、ということもないのです。

Be-ingでは「こうでなければならない」ということはありません。
あくまでも、クライアントさんの「こうありたい」「こうなりたい」の気持ちを大切に、お話を聴かせていただく場所であり続けたいと願っています。

早めに手当てしてさしあげましょう.。.:*♡

こんにちは!高尾です(^^♪

甲子園も始まり、今年の夏も中盤にさしかかってまいりました🍉
とはいえ、この暑さが後1ヶ月以上も続くのかと思うとウンザリしてしまいます(-_-;)

さて、この猛暑の中にもかかわらず、連日グリーフケアにお越しいただき本当にありがとうございますm(_ _)m 定期的に来られる方、初めて来られる方と様々ですが、帰り際に少し笑顔になっていただけるのは、ホッとする瞬間でもあります。
六本木のカウンセリングサロンのエアコンはなぜか床置きタイプで、冷たい風は出るものの足元しか涼しくなりません(-_-;) 胸元から上はきっと30度近くあると思われ、先日も汗を拭き拭きお話いただいておりました💦
数日前にようやくサーキュレータが届き、ブンブンと強で回してみたところ、一気に悩みが解決いたしました🙌
まだまだ暑い日は続きますが、お部屋の中は上から下まで涼しくしてお待ちしておりますので、ご心配なさらずにどうぞお越しください(*^^*)

さて、まだまだ世の中には知られていない「グリーフケア/ロストケア」ですが、必要とされている方が周りにおられたら、このような場所があることをお伝えいただければ嬉しいです。
いっときは、大切な方を亡くされて比較的早い時期に来られる方もおられたのですが、最近ではまた2〜3年経ってからの方が増えてまいりました。

グリーフケアも身体の病と同じで、手当てが早ければ早いほどよいと言われています。立ち上がることのできるきっかけや気づきに少しでも早い時期に触れることができれば、遺された人が残された人生を自分らしく生きていく時間が増えることになります。

どんなに頑張ってみても、かなしみが消えてなくなることはありません。だからこそ、そのかなしみとともにある自分の人生をどう生き抜くか?という課題とどのように向き合っていくか(=グリーフワーク)が重要になってきます。
ただし、どのような課題であっても「向き合う」ということはとてもしんどいです。たとえグリーフによる不調があったとしても、ある意味健康な心身を持ち合わせていないと、ワークが非常に困難となってしまいます。

グリーフによる不調が6ヶ月以上続くと「複雑性悲嘆」へと進行し、そのまま我慢し続けると、「うつ」や「うつ状態」に陥る可能性がとても高くなってきてしまいます。これらの精神疾患に進行すると、その症状のひとつとしての「自傷行為」や「自死行為」が現れることもあり、そうなると社会生活は元より、日常生活にも支障が出てきてしまい、なによりもいのちに対する不安が大きくなってきてしまいます。

だからこそ、グリーフによる心身の不調を長引かせないためにも、なるべく早くに手当てを受けていただきたいと願っています。
Be-ingでは、カウンセリングに慣れておられない方にも気持ちよくお話いただけるよう、様々な工夫をこらしてお待ちしております。
家族・親戚・友人などにお話するのはちょっと気が引ける、、、と思われるのは皆さま共通の思いです。心配をかけたくない、気を遣わせたくない、気の毒とか可哀想だと思われたくない、、、と思いは様々ですが、そう感じられた時には、どうぞ遠慮なくお越しください。
ケア師は全くの第三者として、守秘義務を護りながら、その「かなしみ」にともに向き合い、クライアント様が望まれる未来に向かって歩いていけるよう、お手伝いをさせていただきます。

ちょっと私には・・・と戸惑っておられる方、何を話したらいいのかわからないと躊躇されている方、セルフケアワークショップもご用意しておりますので、手当てされる感覚を味わいにいらしてください。
このセルフケアワークショップでは、グリーフのお話は一切いたしません。ただただ手を動かしこころを動かして、五感の解放を感じさせてくれるワークそのものを楽しんでいただきたいと思っております。解放されたこころで、今自分は何がしたいのか、今の自分が望んでいるものはなんであるのか、、、に向き合ってみると、大切ななにかに気づけるきっかけとなります。

全ての答えは自分の中に眠っています。
ちょっとしんどいかも・・・と思われたら、グリーフ/ロストケア、或いはセルフケアにお越しください。
なくしたものがなんであるかは問題ではありません。
「いのち」「関係性」「プライド」「信頼感」「ペット」「大事にしていた宝物」などなど。。。
なにをなくしたかが問題ではなく、なくした自分がどうであるかが問題です。

ご自分を労り、大切にケアしてさしあげること。暑い日が続く中、ご自分への最高のプレゼントになるかもしれませんよ✨