丁寧に生きる

こんにちは!高尾です(^^♪

気がつけば、1月も今日でおしまいです。
新年明けてから様々なことがあり、日常と非日常が入り混じったような日々を送っています。

なんとなく日々を送っていると、あっという間に時間が過ぎてしまい、過ぎ去りし時間の速さに驚かされてしまいます。
そこで、その「なんとなく・・・」をなんとかしてみようと思い立ちました。
いつもは時間に追われて、つい簡単に済ませてしまう事柄を、丁寧に丁寧にこなしていくと、少しですが時間がゆっくりと過ぎていくような気がするのです。

そこで、今年の抱負のひとつとして、「丁寧に生きる」というものを挙げてみようと思います。
ただ、急にそう思い立っても何から手をつけてよいのやら・・・(-_-;)ですので、簡単な行動から変えてみようと思います。

たとえばこんな感じ。。。

炊飯器ではなく、お釜でご飯を炊いてみる。

 

 

うんうん、ちゃんと炊けてます。

 

 

エアコンを入れればすぐに温まるけれども、
フーフー火をおこしながら、薪ストーブを
焚いてみる。

時間はかかるけれども、パチパチという音とともに身体がぽかぽかしてきます。

 

コーヒーメーカのスイッチを入れれば、他の何かをしながらでも、いつのまにやら珈琲ができあがっています。でもサーバーで淹れてみると、珈琲を美味しく淹れるためだけの時間がゆっくりと流れます。

そして車を使わず、ただひたすら目的地に向かって歩いてみると・・・

グーグルマップを握りしめ、空の青さや空気の冷たさを感じながら、一歩一歩山道を登っていく。この寒さの中汗だくになって辿り着いてみると、そこは、ほぼ270度くらいを海に囲まれたここちよい場所でした。

すれ違う人たちに「おはようございます!」と声を掛け合いながら歩いた時間は、とてもゆっくりゆったりと流れ、こころゆくまで「今この時」を味わうことができました。

 

なにかをしながらなにかを考えたり、やったりするのではなく、これをしている今の自分、こんなことを感じている今の自分、このことだけにこころ奪われている今の自分を感じることができました。
普段、どれだけいろんなことを「〜しながら」やっていたり、考えたりしているかということに思いが至りました。
もちろん、たくさんのことを一度に考えたり行動したり・・・することが必要な場面はたくさんあります。
でも、時にはこうやって、ひとつのことに自分の魂を傾けることも大切なのではないでしょうか。そしてこころを傾けることにより、五感がフルに動き出すのが感じられるのです。

だからこそ、〜のためだけの時間、〜のためだけの1日、、、という考え方を持ち続けていきたいと思うのです。
不思議なことに、なんとなく過ごす1日よりも、丁寧に丁寧にひとつのことに集中して、楽しんだり考えたりする時間は、ゆっくりゆるゆると流れていくのでした(*^^*)

 

 

小箱の蓋が開いたとき・・・

こんばんは、高尾です。

学生時代からの友人が亡くなりました。
ここでも何度か登場してきたギタアン(ギターアンサンブル)というクラブで、4年間親きょうだいよりも長い時間をともに過ごした大切な仲間でした。
年に1度の公演に向けて、地味で地道でただひたすら音楽とともにあった4年間でした。同じ大学の、華やかで優雅な女子大生ライフを謳歌している人たちからは、遠く隔たった4年間でした。でも、とても大きなものが残りました。それでも、そのかけがえのない大きなもの、、、に気づいたのは、卒業してからずいぶんと長い年月が過ぎてからでした。
でも、自分のことでいっぱいいっぱいの日常を過ごしていると、その大切なものを時に見失ってしまうことがあるのです。
友人が厳しい病を患っていることを知らされていたにもかかわらず、3年ほど前に会って以来、「またいつか会おうね!」と言い合っていたにもかかわらず、2度と会うことが叶わないところに彼女は逝ってしまいました。

このコロナの時代、現実的には会うことは叶わなかったと思います。でもでもでも、、、生きている彼女に伝えたかったことがたくさんあった、ということが今、とっても苦しくてつらいのです。いのちのともしびが消えかかっている彼女にできることはなにもなかったかもしれないけれども、でも、出逢えたことに「ありがとう」と伝えることや、ただただひたすらに祈ることはできたのです。
でも、それすらも叶わないまま、彼女は逝ってしまいました。
ギタアンのメンバーに、短いメッセージを遺して・・・

昨年の玉置妙憂さんの講演会で、「人はみな、スピリチュアルという小さな箱を持って生まれてきている。それは普段意識されることもなく、無意識の世界で蓋が閉められたまま静かに佇んでいる。しかしなにかのきっかけで、例えば、大病をしてしまったり、友人が重い病に罹ってしまったり、大きな災害=地震や土砂くずれ、感染病などによって死が身近になってしまうと、その小さな箱の蓋がパカッと開いてしまう。これこそが『スピリチュアルペイン』と呼ばれるものである。」というお話がありました。
友人が重い病に罹ってしまったと知った時にも、大きな衝撃が走りました。でも、懸命に治療を続けている様子を知るにつれ、どこかで、彼女に限って絶対に死なない、今まで誰よりも真面目に誠実に懸命に生きてきた彼女が死ぬわけがない、と思い込んでいたように感じています。
1度はちらつきかけていたいのちの限りが、いつの間にか、いつまでも続くような気がしてきてしまっていたのです。いつか・・・が永遠だと思いこんでしまっていたのです。
自分のいのちにも、確実に終わりが来ることを突きつけられました。そして、本当に大切にしなければならないものがなんであるかにも気づかされました。

いま、私が抱えている痛みは、まさしくスピリチュアルペイン。
ともにいい歳を重ねて、みんなで元気に還暦を迎えようね!と、当たり前のように語り合っていたことが、本当は当たり前なことなんかではなく、奇跡の積み重ねなのだということを思い知りました。
今まで感じたこともないほどの喪失感や後悔、この現実に対する怒り、なにを伝えたくても彼女はもうこの世にはいない、という理不尽さ、もう1度声を聞きたい、話をしたい、という叶わぬ願い。
自分が体験して初めて、このなんとも言い難いかなしみとともに、どう自分は生きていけばいいのだろうか?と自問自答を繰り返す日々です。

私もグリーフケアを受けたい、この気持ちを話したい、聴いてもらいたい。。。

その思いを引き受けてくれているのが、ここ湘南の地です。
海を眺め、山に登り、薪を焚べ、鳥のさえずりを聞く日々。この世に生かされている限り、この世を去る時がいつかは来る。皮肉にも、我々仲間の中で最年少だった彼女が先頭を切って教えてくれたこと。もっと生きたかっただろうに、もっとやりたいことがあっただろうに、それでも現実を受け容れながら、誰にも告げずに、ご家族のみに見送られて神様のもとに旅立った彼女の生き様、死に様をこころに刻んで、私のグリーフワークをすすめていきたいと思います。
ご冥福をこころよりお祈りいたします。

地の力は偉大です。
皆さまにも味わっていただける日が1日も早く訪れるよう、かなしみの中ではありますが、準備を進めております。

虎 走ります💨

こんばんは!高尾です(^^♪

新年が明けました🎍
今年は寅年!年女、前を向いて走り抜けたいと思います!!

仕事始めの本日、外はすっかり雪景色です❄
そういえば、採用面接の日もすごい雪だったな、、、などと懐かしく思い出しております。

 

 

六本木の仕事場からは、深々と降り積もる雪景色を楽しむことができました。

 

でも、、、、、、、、 積もる積もる、どんどん積もる⛄少しずつ少しずつ銀世界へと変わっていきました。

暖房を入れていない部屋は、まるで冷蔵庫のよう❄❄❄
でも、ヒエヒエのお部屋に、ようやくソファーが入りました\(^o^)/

ソファーが入るだけで、ずいぶんお部屋らしくなったような気がしています(*^^*)

 

年明けからは、ゆったりとソファーに座りながらお話していただけるようになってよかった〜〜〜などという思いに浸っている間にもどんどん雪は降り積もり、帰れなくなったらどうしよう(-_-;)と少々焦り始め・・・電車止まったら困るから早退していいよ!の院長の一声に、ハイっと帰ってまいりました。

 

新雪の積もっているところはサクサク気持ちがいいのですが、踏み固められた雪はツルッツルに凍ってしまっていて、滑る滑る💦
へっぴり腰になりながら、なんとか無事に帰宅いたしました(^_^;)

 

グリーフケアって、⤴の写真のような感じでしょうか。
なんにもない真っ白な地に、ひたすら向こう側に向かって足あとを残していく。確実に前に向かって。。。
そして後ろを振り向くと、ちゃんと自分の足あとが見える。

頑張って歩いてきた自分を時には褒めてあげて、労ってあげて・・・
そうやって、道は続いていくのだと思います。

今年も、その道を一緒に歩んでまいりましょう(^^)