おはようございます!高尾です(^^♪
昨日をもちまして、本年のグリーフケアを終了いたしました(*^^*)
今年は、昨年にも増してたくさんの方々にお越しいただき、たくさんの出会いがありました。みなさまの様々な人生の物語に触れさせていただき、かなしくも温かい時間を過ごさせていただくことができましたこと、こころより感謝しております。
毎月1回の語らいを、1年以上続けてこられた方がたくさんいらっしゃいます。
最初は「生きていることが辛い」「かなしみに押しつぶされそうで不安」「生きている意味がない」「一人ぼっちで寂しい」などなど・・・お話を伺うだけでも胸が押しつぶされそうになりましたが、物語が進むにつれ、本当の自分の気持ちに気づいたり、本当はどうなりたいのかを真剣に考えたり、子供の頃の記憶を辿って自分の生歴を掘りおこしてみたり、、、。たとえ「これっ」という確かなものは得られなかったとしても、「この方向に進めばいい、間違いではない」という一筋の道は見えてきたように感じています。こうやって人は苦しみながらも、自分の思いや願いを言葉にすることにより、その言葉に宿る「言霊」の力によって、少しずつ少しずつそれが現実となり、前を向いて生きていけるようになるんだ!そういう力をひとはみな秘めているんだ!!ということを学ばせていただいています。
「言霊」に導かれた1年でもありました。
ファミリーコンサートでは、生徒たちと一緒に味わいました。
絵本を朗読してみると、その絵と言葉の思いもよらない相乗パワーに圧倒され、気持ちが和らいでいくことに驚かされます。
「古事記」で詠まれている歌を紐解いてみると、日本人が「うた」というものを大切に大切にこの時代まで引き継いできたことの意味や奥深さを味わうことができます。
そして、「万葉集」から引用された「令和」の時代の幕開けの年でもありました。
万葉の時代に思いを巡らせながら、今一度、この時代に生きることの意味を探っていきたいと思います。
昨日、新六本木クリニックからのお引越しもすませ、いよいよ「グリーフ・カフェ 芝虎ノ門」の幕開けとなります。もうしばらく、お片付けに時間がかかりそうですが、1月中旬からは、新しい年、新しい場所、で、気持ちも新たにみなさまのお越しをお待ちしております。
本年1年、どうもありがとうございました。
そして、来年もまた、たくさんの物語が紡がれることを願っております。