こんばんは!高尾です(^^♪
台風が接近中・・・とは思えないようないいお天気の鎌倉でした(^o^)
小町通りはインバウンドの人たちで溢れかえっておりますが、一本横路に入ったここ「街かどグリーフサロン」には、静かな時間が流れています。
今日は終戦記念日。
79年間『戦後』であり続けられたのは、ひょっとしたら戦禍に倒れたたくさんの魂の祈りのおかげだったのかもしれません。
これからも「戦後」であり続けるために、今を生きる我々ひとりひとりが、その祈りを引き継いでいかなければならないと強く感じた記念日となりました。
ずっと胸のどこかにズン!とのしかかっていた違和感の正体が、なんとなくみえてきたような気がしています。
先日友人から届いたメッセージの最初のフレーズにあったこの一言。
「念願だったジェラート屋さんのオープン、おめでとうございます!」
ん??ん??????
いつの間にか、私の願いがジェラート屋さんの開業にすり替わって伝わっていたことに、一瞬凍りつきました。
ジェラートを卸してくださっている、プレマルシェ・ジェラテリアの社長さんでさえ、「私の認識では、高尾さんのお店はジェラートを売る店というよりは、どこまでいってもグリーフケアが目的だと捉えていますので、そういう意味でよい脇役をつとめられたら幸いです。末長く心のケアの場所が喜びに満ちますよう、心からお祈りいたします。」という温かいメッセージとともに、全面協力してくださっています。
・・・でさえ、というのは、ここ数年のお付き合いの方でさえ、私の言動からちゃんと理解してくださっているのに・・・というなんともいえないもどかしさから生まれ出た感情なのかもしれません。
あー、だから、「よくこの歳で」とか、「還暦過ぎたっていうのになにをいまさら」とか「やりたいことから遠ざかってるけどいいの」などの批判的な文言が、何度となく投げつけられたのでしょう。
まぁ、そう思われても仕方ないか・・・いちいち説明するのも面倒だし・・・というのが今の正直な気持ちでもあります。
救われたのは、同じくグリーフケアに携わるお仲間が、「自分もグリーフケアができる温かい場所(カフェ)を探していたし、自分でも作りたいとずっと思っていたんです。是非見学させてください。」とオープン早々に駆けつけてくださったことでしょうか・・・
わかる人にはわかってもらえるけど、わからない人にはきっと永遠に理解してもらえないという厳しい現実が、この胸の中でずっと疼いていた違和感であり、痛みだったのです。
ただ、オープンの日に「この日を待ってたのよ!」とお友だちを連れて来てくださった方、「なにか手伝おうか?」とお仕事までの間一緒に働いてくださった方、3回もお知り合いを連れてきてくださり、その都度ジェラートを召し上がってくださった方、自分の体調が悪いのにもかかわらず都内から様子を見に来てくれたギタアン仲間、たくさんの開業祝いのお花に囲まれて、いいスタートを切ることができたことも事実なんです(^^)
気にかけてくださり、一緒に笑ってこの日を迎えてくださった方々には感謝しかありません(*˘︶˘*).。.:*♡
ジェラートもキャンドルも絵本も手紙も・・・頑なになってしまっているかもしれない気持ちであったり、こころの在りようであったりを、優しく溶かしてほどいていくための大切な名脇役です。
主役はあくまでもクライアントさんであり、グリーフケアであり、グリーフサポートを啓発していくための場として「街かどグリーフサロン」は存在するのです。
そして最も大切なことは。
ここでの時間は、グリーフを抱えながらも今この時を生きておられる方々の生き様を、尊敬尊重することから始まるということです。
先日、「ちょっと嫌な、悲しいことがあってね。だからここに来ちゃった。」と仰って、少し胸の内をお話になり、とろけるようなジェラートを召し上がるうちに自然と落ち着かれて、笑顔で帰っていかれた方がおられました。
私は、ここがそんな場所であり続けて欲しいと願っています。
今まで通りの個別ケアも勿論存続中で、ご予約も頂戴しています。
今月末には、とろける蝋と戯れるてごねキャンドルワークショップも控えています。
社長さん渾身の作であるジェラートは、本場イタリアでも認められた本格的な味わいです。特にヴィーガン仕様のものは、今までのヴィーガンの認識を翻すような濃厚でなめらかで、しかも身体に優しく罪悪感なくいただけるというオマケまでついてきます。
社長さんに私の思いを理解していただいているだけではなく、私も社長さんの「ジェラートは心のお薬。世界で一番誰もが子どものよう笑顔になれる場所に」というコンセプトに共感したからこその、コラボレーションの実現なのです♡
私がこの場所を「こころのおくすりばこ」と名付けた思いとちょっと似ているような気がするからです。
でも、私はジェラート売りではなく、グリーフケア師です。
さて、今月は自分の人生に、今まで経験したことのない様々なできごとを落とし込むための「慣らし月間」と位置づけています。プレオープン期間を長く取ったのはそのためですが、世の中にはいろんな人がいるんだなぁ、、、と、なかなか興味深い日々を送っています。
素人がいきなり飲食店を経営するわけですから、そんな簡単にいくはずはないということは想定内です。
ただ面白いことに、いろいろと意地悪なことを言ってくる人がいます^^;
そんなことに関わりたくない、近づきたくないオーラを出してくる人もいます^^;;
いろんな考え方、生き方があっていいのだと思います。
ふらっと立ち寄ってくださったお客様の奇跡の1枚!
空には彩雲が!!
この虹色の雲は、太陽や月の光が雲や氷などの水滴に当たって反射したり曲げられたりして、雲が赤や緑などさまざまな色に染まる現象をいうそうです。
その後お話が弾み、グリーフケアとジェラートの関係を少しお伝えいたしました。こうやって、ジェラートやキャンドル、絵本や手紙を入口として、グリーフケアのこと、セルフケアのこと、などの「つたえびと」になれればよいな・・・と思うのです(*^^*)