こんばんは!高尾です(^^♪
前回書いたブログが3月12日なので、ずいぶんとご無沙汰してしまいました😅
2017年の10月からこのブログを書き始めましたが、初めてひと月に1度も投稿できない💦という事態となってしまいました(T_T)
慣れないカフェ事業をこなしながらのグリーフサロン運営。
完全にキャパオーバーの日々を過ごしております(~_~;)
そんな中ではありましたが、先日最後のピアノの生徒を社会に送り出しました。
最後の演奏会の演目は、ドビュッシー作曲の連弾2曲とソロ「月の光」。
彼女はピアノを始めたのが比較的遅くて、小学校の3年生くらいだったでしょうか・・・
1998年からピアノを教え始めて28年ほどになりますが、幼稚園から大学卒業までの18年もの長い間を通い続けてくれた生徒が何人もいました。
芸事は今の世の中ではとても厳しく感じられるけれども、それでも毎週毎週通ってきてくれる子どもたち、その中でも辞めずに最後まで通い切った子どもたちには、ある共通する要素があると感じています。
それは『素直であること』に尽きるのではないかと・・・
「あっ、そうか」「そうなんだ」「じゃあ、やってみようかな」みたいな。
「でも」「だって」のない子どもたちでした。
何かを学ぶ時、誰かから教えてもらう時、言われたことを素直に信じて吸収していける子どもと、先程の「でも」「だって」が立ちはだかる子どもとでは、明らかにピアノとの向き合い方に違いがありました。真摯に向き合う生徒を前にすると、教える側の私も背筋が伸びる思いでした。
最後の演奏会に両親を招待したいとの彼女の深い思いを叶えるが如く、我が家のレッスンルームにお招きしてのラスト・コンサートとなりました。
理系の大学に通いながら、そして就活の合間を縫いながらのレッスン♫
私もレッスンのために毎週自宅に戻って、連弾を一緒に頑張りました!
そういえば、初めての演奏会も自宅のリビングでした。
そして最後の生徒を見送る演奏会も自宅のレッスンルームに戻ってきました。
一生懸命演奏する我が子を見つめるご両親。
ここまで大好きなピアノを、何があっても諦めずに続けてきた我が子への愛情で満ち満ちていました..:*♡
音楽には、こころが折れそうになった時、希望や夢や勇気をもたらしてくれるパワーが溢れています。歌や演奏に何度も救われたという経験、きっとあると思います。鳥肌が立つほどの不思議な感覚を覚え、なぜか涙が溢れたという経験もあると思います。そこには、言葉足りえない、言葉にすることのできないほどのなにかがあるのだと思います。
その音楽の魅力・魔力を30年近くも地域の子どもたちと分かち合えてこられたことをこころの糧として、ここで一旦ピアノ講師の職を辞そうと思います。
コロナで集うことが叶わなかった年を除いて、毎年毎年行ってきた演奏会♪
あの情熱とパワーはいったいどこから?というほど毎回持てる力を振り絞って、記憶に残るたくさんの場面を生み出すことができました。
私にとってもかけがえのない日々だったと、今更ながら感慨に浸っております。
不器用ゆえに、ふたつのことをふたつとも大切にしながら取り組むことが難しくなってきたこともあり、少しずつ生徒を減らして今回最後の生徒を見送ることとなりました。
子供の頃から、ずっと憧れだった「ピアノの先生」にしてくれてありがとう(*˘︶˘*).。.:*♡
これからは弾きたい時に弾きたい曲を楽しみながら演奏できればと思っています♬
『音楽とスピリチュアリティ』
こころ震わせるようなこの素敵な音楽というものが、辛くかなしく苦しい日々を送っておられる方々の力となれるような、そんな場所にAlonAloneがなれることを願っております。