スパイスの魅力 チャイの学び

こんばんは!高尾です(^^♪

朝晩とお昼間の気温差が大きくて、暑いんだか寒いんだか、、、身体が振り回されているような感じです。体調管理、難しいですね。。。

さて、江ノ電極楽寺駅のほど近くに、『アナン邸』というスパイス屋さんがあります。
築100年くらいの古民家で、インド人のメタ・バラッツさん(3代目)が営む、なんともスパイシーな香り漂うお店です。

 

所狭しとスパイス類が並びます。

 

ここのスタッフのお一人でもある町田めぐみさんも、そのスパイスの魅力に取り憑かれたお一人で、現在はチャイの美味しさの魅力を伝えるお仕事もされています。
私、今月から月1で3ヶ月間、町田先生のチャイ教室に通うことになりました!

スパイスの種類、原産国、香りの特長、効能などの基礎知識から始まり、基本的な淹れ方からオリジナルチャイを作るところまでを学びます。
漢方薬に使われることでも知られるスパイスを、その日その時の体調や気分に合わせて調合し、身体に優しいチャイを作れるようになれれば、最強のセルフケアのおともに繋がると思っての参加です。
*『Chai Book』町田めぐみ (2020/11/22) コノマチカラー発行

チャイは飲んで美味しいだけではなく、作る過程もとっても楽しい♫
スパイスの香り、紅茶の匂い、そしてミルクとお砂糖を加えるまで、色も香りも次々と変わっていき、見ているだけ、鼻をクンクンさせるだけでも気持ちが寛ぎます。

水にスパイスを入れてから火にかけます。
そして、この課程が実に面白い!吹きこぼれる瞬間まで火を強め、それを繰り返すと、泡が小さくまろやかになっていくのがわかります。

さて、これを濾したら出来上がりですよ!

 

先生が淹れてくださった後は、我々生徒が一人ひとりチャレンジします。
お鍋の大きさが違うだけでも、色の出方やかかる時間が異なります。

同じ材料、同じ作り方、、、のはずなのに、計り方の癖だったり、泡の持ち上げ方だったり、煮出す時間の微妙なズレだったり、、、で、色も香りも、そして味までもが四者四様。。。
生まれて初めての利きチャイ!?スッキリ、ミルキィ、軽やかなどなど、本当に同じものがありませんでした。

その時の体調によって味や香りの感じ方も異なり、飲みたいチャイの味も変わってくるそうです。そして、何度も何度も淹れることによって、その時時でどんなに味が異なっていても、誰が淹れたのかがわかるようになるとか・・・
やっぱり人間って、ホリスティックな生き物なんですね。こころと五感がちゃんと繋がってる!!!
その人の五感がその人を作っていく。そのこころの現れのひとつがスパイス選びであったり、そこから作られるチャイだったり。
今までなんとなく関わってきたスパイスだったけれども、身体やこころとの関係をもっと知りたい!と思わされた、ちょっと刺激的でスパイシーな時間でした(*^^*)


忘れないうちにすぐ作れるように!と、
全ての材料をお土産としていただきました。
なんともありがたいお心遣いです✨

12月のキャンドルワークショップまでには、皆さまに振る舞える腕前になっておきます💪

 

グリーフケア/ロストケア/セルフケアに繋がるであろう様々な分野のものを学ぶことによって、ご自分の中にある生まれ持った自然治癒力やレジリエンスを呼び覚まし、グリーフによるこころの揺れ幅を小さくしたり、少しでもグリーフから解放される時間を作ったり、ふと気がつくと気持ちが少しだけ軽くなっていたり、と、ご自分の足で立ち上がり、前を向いて歩き出すためのトリガー探しのお手伝いができればと願っています。

 

身の丈に合った生活を楽しむということ

こんばんは!高尾です(^^♪

やっと秋の気配が・・・などとようやくホッとしたのも束の間、なんでしょうか、この暑さは💦💦(-_-;)
昨日から逗子に来ていますが、この暑さではとても散歩など無理、、、と家に籠もって読書三昧しております📕

先日来、大好きな原田マハさんの作品を読んでいますが、いつものごとく引き込まれてしまい、時間が経つのを忘れてしまいます。「読み始めたら止まらない」とカバーに書いてあった通りです^^;

こちらの作品は、19世紀後半のパリの美術界を描いたものがたり。

日本人画商とゴッホ、そしてその弟で兄を献身的に支えた画商テオとの胸が熱くなるような奇跡の出会いと別れ。
生前、美術界で全く評価されず、孤独感とひたすら戦い続けたゴッホの悲劇。読み進めていくうちに、あまりの切なさに自然と涙が溢れてきてしまいます。

それでも、なぜか読み終わると清々しい気持ちになれるのは、マハさんの魔法でしょうか。(幻冬舎2020年4月10日発行)
秋の夜長(に、もうすぐなるはずです)にいかがでしょうか。。。


さて、3ヶ月にも及ぶ猛暑のおかげで、かなり運動不足になってしまいました。そう思っていたからなのか、医師の考案した体操のような筋トレのようなサイトが目に止まりました👀
本気で体調を整えていきたいと思い、「個別相談」なるものをお願いしてみました。備考欄に現在の体調などを必ず記載してください、とあったので、現在抱えている問題をいくつか記載して、どのようなアドバイスがいただけるのだろうかと、ワクワクしながら約束の時間を待ちました。
が・・・結局はその医師の弟子と名乗る女性との面談で、アドバイスなどではなくただの営業でした😞 「個別相談」ではなく「個別勧誘」なだけでした。
『30分/週の4ヶ月間のzoomによるトレーニングで、私自身は39万で受講しましたが、今は20万円引きの19万です!24回払いもできて、なんと月8千円です✨これなら払えそうですか?』と畳み込むように捲し立てられました。(よくある手法ではありますが・・・)
えっ!?内容の説明はほぼ全く無く、いきなりですか(・・;) 年金生活の方もおられますよ!と言われても、何が起こるかわからない老後生活の中で、4ヶ月で終わるものに対して、毎月1万円近くを2年近くも続けて支払っていく勇気も自信もなく・・・返答を渋っていると、毎朝短時間でできるトレーニングをLINEでお送りするし、動画を録画したものでよければ〇〇円になりますけど、どうされますか〜〜健康な身体を手に入れられるわけですから、医療費がかからなくなるので返ってお得ですよ〜〜〜とあの手この手の必死の形相( •̀ㅁ•́;)

いやいや、私個人の気持ちとしては、ドクターにはご自分の医師としての職務を全うしてもらいたいし、なによりも30分2万5千円という金銭感覚がよくわからない(・・;  今なら半額、、、にしても、、、です。
もちろん、いつも申し上げているように対価は支払うべきものだという考え方に変わりはありません。が、ものには常識というか良識というか限度というものがあるんじゃないですか??と呆れるやら、それを通り越して可笑しいやら・・・
なんとなく、言わされているご本人にも戸惑いが隠せない様子もうかがえ、丁寧にお断りした際には、「このような意にそぐわない内容にも関わらず、最後まで聞いていただきありがとうございました。そうでない方もおられますので。。」と言われ、この金額での勧誘のご苦労が伝わってきました。

一部の金銭的にかなり余裕がある方にしか提供されない健康情報。しかも、支払ったからといって絶対に病気にならないという保証があるわけでもなく。そこに支払う対価がこの金額って、なんだかこの医師の意図がよくわからず、モヤモヤしたままzoomから退室し、いまだにモヤモヤが晴れずにいます。

自分の身の丈にあった生活をする。
そこでは、今回のように手に入れられないものもあると思います。でも、身の程知らずの無理をして無茶をして手に入れたものって、それが果たして幸せにつながるのでしょうか。
先日テレビで観た、10貫5万円のお寿司屋さん。ひと口5千円のお寿司🍣、食べてみた〜い(๑´ڡ`๑)とは思うけれども、でも本当に美味しいって思えるかな。。。
身の丈に合わないからって、それって決して恥ずかしいことでも残念なことでもなく、「自分の今」をちゃんと受け止め、受け容れていくことなのではないかと思います。
身の丈に合った生活を楽しむということ。
手を伸ばしたとて届かないものは潔くあきらめて、手の届く範囲内でコツコツと情報を集めてみるのもまた楽し👍
ちょっと背伸びをする、ことを夢見て目指して頑張るくらいがちょうどいいのかもしれません。

にしても、断る勇気って、この歳になってようやく持てるようになったと感じています。あの手この手で迫ってくる様々な誘惑を潔く断ち切る勇気を持つためには、身の丈に合ったブレない金銭感覚を持ち続けることが大事だということを思い知ることのできた、驚きの出来事でした。

 

神の国 そして変わらぬ笑顔🌴

こんにちは!高尾です(^^♪

このまま季節が移ろうことはないかもしれない、、、と思ってしまうほどの特別に暑い夏がようやく終わろうとしています。
朝晩にはここちよい風が吹き、日中もまだ暑いとはいえ湿度の変化が感じられます。
秋が確かに、もうすぐそこまでやってきているようです🍁

 

さて、先日遅い夏休みを取り、4年ぶりに神の国バリ島に行ってまいりました。

バリの人々の9割が信仰するバリ・ヒンドゥー。
その特徴は「教義ではなく慣習を重んじる」ことだと言われています。参拝の際には沐浴をすませてから正装し、神に祈る際には必ずお供え物を用意します。
また、バリ・ヒンドゥーには沢山の神が存在するため、信仰の対象は神像だったり店先の道路だったりと数多く存在し、毎日欠かさず店先や家の前にはお供えものが捧げられます。あちらこちらで、お香の匂いが立ち込めます。

(参照:芸術教養学科WEB卒業研究展 谷口 篤士氏『世界最大のイスラム教徒数を有するインドネシアで今も息づくバリ・ヒンドゥー』http://g.kyoto-art.ac.jp/reports/1053/

私の今年の1番の目標は、バリ島に元気に旅立ち、心ゆくまで楽しみ、そして無事に帰国することでした。
健康な時にはなんてこともないことが、あちこち不調をきたし、常に痛みや不安とともに過ごしている身にとっては切実な課題でした。いつもなら後回しにしがちな面倒な通院にも時間を費やし、痛みは消えなくとも、ひとつずつ不安を消していくことを目指しました。
出国日が近づくにつれ胃がキリキリするほどの緊張感でしたが、「〇〇が起きた時のために」と、処方されているお薬を御守りのように大量に詰め込み、無事に帰国することができました(*^^*)

コロナ禍で行くことができない間に、「チャングー」という新しい観光スポットができたらしく、まだ観光地として完備されていない道をひたすら歩いてみました。
ガイドブックに「歩くのはとても危険」と書かれていただけあって、ほんの20cmほどしかない歩道を、ものすごいスピードで追い越していく車やバイクを避けながら、命がけで歩きました。これほどいのちの危険に怯えながら田舎道を歩いたことは未だかつてないくらい、怖い思いを味わいました(・・;)

命からがら2万歩近く歩いた後に辿り着いた郊外のカフェ。

そこからの眺めはのどかで、通り過ぎる風は涼やかで、あまり開発されないといいのに・・・とも感じてしまいました。

 

バリ島には鉄道やバスが走っていないため、ここチャングーに限らずどこもかしこも車とバイクで大渋滞です。しかも、恐ろしいことにほとんど信号がありません。でもなぜか大きな事故も起こらず、謎のクラクションを鳴り響かせながら、とりあえず流れているのです。
どうやら、バリの人々は「苛つく」ということがないようです。「どうぞお先に」が当たり前で、お互いに譲り合いながら信号のない交差点を直進したり曲がったりしていることに気付かされます。日本では考えられない光景を目の当たりにしながら、日本の都会人はどうしていつもいつも我先にと先を急ぎ、周りの人への心遣いができないのだろうか・・・と。。。(今朝もお客様同士のトラブルがあり、、、と電車が遅れました。)

だからでしょうか。
バリの人々の笑顔は本当に素敵です✨✨こころからもてなしてくれていることが伝わってきて、こちらまで思わず最上級の笑顔になってしまいます(*˘︶˘*).。.:*♡

あちこちに神々が宿り、信仰深い人々の優しい気持ちや笑顔に触れ、気がつくとこっちまでニッコニコ🤗で。。。

自然と心身にパワーが蘇ってきて、行く度に生きる力をいただけているのは、きっとそのせいなのでしょう!

 

 

夕陽が海面に映り込み、海岸の人々を唸らせます。見渡す限りの海・海・海。飽きもせず打ち寄せる波・波・波。自然の神秘です。

今月は、多くの新規の方との出会いがありました。
おひとりおひとりの、かなしくも温かいものがたりに触れさせていただき、それぞれの人生の重さ尊さをあらためて噛みしめる日々です。
バリでいただいた優しくも力強いパワーを分かち合いながら、大切な方のいない世界での、再出発への道を探るお手伝いをさせていただきたいと願っています。

 

 

日常から少し離れて、ご自分を手当てするように、優しく優しくこねてみませんか(^_^)/

『わざわざの大人のセルフケア・キャンドルワークショップ』開催です!

おはようございます!高尾です(^^♪

まだまだ日中は暑い日が続きますが、朝晩はかなり凌ぎやすくなってまいりました。とはいえ、今日も雲ひとつない快晴🌞
どうぞお気をつけてお過ごしください。

さて、回を重ねてまいりましたキャンドルワークショップですが、今回は参加してくださった皆さまに大好評の『てごねキャンドル』です!!


選んでいただくお色も、今回は落ち着いた秋色に代わります。
その時その場の気分で、お好きな色を組み合わせて、その時にしか作り出せない形で「今 この時」を、秋が深まりつつある鎌倉でお楽しみください(*^^*)

 

そして、できたてのキャンドルに火を灯し、そのあかりを眺めながらお楽しみいただく絵本の朗読は、先日「絵本の花束」でもご紹介しました『チョコレートのおみやげ』(岡田淳 文/植田真 絵/BL出版/2021年6月1日発行)です。

 

お土産に買った、とろけるように美味しいチョコレートから始まるものがたり。朗読を聴きながらお口にしていただくのも、ものがたりの舞台となる神戸のチョコレート(๑´ڡ`๑)

ほろ苦かったり、甘〜〜〜かったり、、、のストーリーを、チョコレートがお口の中でとろけていくように、ゆっくりと味わっていただければと思います。

 

本日よりご案内を開始いたしますので、秋深まる鎌倉の色づき始めた木々や美味しいお食事、季節のスイーツなどをおまけにつけて、『わざわざの大人のセルフケア遠足』に是非足をお運びくださいませ。
少し遠いかも・・・とお思いの方も、電車に揺られる時間の中で、日常から非日常への冒険をお楽しみいただけたらと思います。
お申し込みはこちらからどうぞ!
https://www.grief-cafe.com/イベント予約
(システム上14:00からになっておりますが、実際には13:30からとなります。)

なお、本年最後となるキャンドルワークショップは、12月2日(土)カウンセリングサロン六本木にて、セルフケアネットワークさんとの共催となる「セルフケアギフト/クリスマスキャンドルワークショップ」となります。

ai先生にはクリスマスキャンドルを、そしてセルフケアネットワークさんには生のグリーンで作るリース(作品は未定)を教えていただきます。  

どうぞ楽しみにお待ち下さい🎄

 

 

 

私事で恐縮ですが、明日14日から19日まで遅い夏休み🌴を取らせていただきます。私自身のセルフケアの旅となります。存分に非日常を堪能し、リセットしてまいります!!
そして9月後半からは、また新たな気持ちで皆さまをお迎えしたいと思っております(*˘︶˘*).。.:*♡

最期の場面は人生のほんの一部分でしかない

こんばんは!高尾です(^^♪

いったいいつまで猛暑が続くのかと案じておりましたが、台風とともに秋の気配が近づいてまいりました🍁
昨夜は逗子でも激しい雨が降り続けましたが、今日はニュースで聴くほどには雨も降らず風も吹かず・・・
そして、本日のグリーフケアはオンラインでしたので、台風接近を気にすることなく、ゆっくりゆったりとお話を伺うことができました。

今年の夏は観測史上最高の暑さだったそうですが、それ以前は2010年が記録的に暑い夏だと言われていました。
その「今年は酷暑が続いてます」と騒がれていた2010年の夏、私の母は『熱中症』で亡くなりました。当時は今のようにこの病がポピュラーではなく、熱中症対策が報じられることもほとんどありませんでした。

あの夏、実家を訪ねるといつもエアコンがついておらず、用心深い母は窓を開けることもせず、「歳を取ると暑さも感じないし、汗もかかない。」とよく口にしていました。汗が吹き出すほどの部屋で涼し気な顔をしていることに恐怖を感じ、たとえそうだとしても、温度も湿度も高いんだからエアコンは入れようよ、と言葉をかけていたのですが・・・
しかし、その何週間か後に、案じていたことが現実となってしまいました。

『熱中症』は私にとってトラウマとなっています(-_-;)  自分も熱中症でいのちを落とすのではないか・・・という恐怖が時々頭をかすめクラクラしてきてしまいます。
それほどまでに、母の最期は強烈な残像として私を攻撃し、猛烈な勢いで母の人生を真っ黒に染め上げたのです。

でも・・・
何度も何度もここでお伝えしてきたように、どのような最期であろうとも、その人の人生がなかったものにされたり、汚されたり、可哀想だと思われたりすることがあってはならないと思うのです。最期の時まで生き抜いた人生は、「死」によって何色にも染められることなく、色褪せることもなく、その人色のまま幕を閉じたのです。どのような色であろうとも、その人の人生はこの世でたったひとつのその人の人生であり、最期の場面は、その人生のほんの1部分でしかないのです。
見送って何年間かはどうしても「死」の場面に気持ちがいきがちですが、少しずつ視線を「生」の部分に移していくと、確かにこの世でともに生きていた存在としてこころの中に蘇ってきて、グリーフの捉え方も変容していくのだと思います。

とはいえ、私自身トラウマからなかなか逃れることができずにいます。多分、これからも抱えながら生きていくのだと思います。このトラウマがあるからこそ、その存在を忘れずにおられるのだとしたら、それもまたグリーフのひとつの形なのかもしれません。
ただ、いっとき真っ黒に塗り固められた母の人生が、私なりのグリーフワークによって次第に色を取り戻していったのも、確かな事実です🌈

どうぞお一人で抱え込まずに、思い込みであったり、負のループであったりを緩めにいらしてください。ご自分の言葉で物語ることによって、思わぬことに気づけたり、自分を大切に思えたり、向き合うという感覚を捉えることができたり、いろいろなことが起こりますので。。。

 

いろんなかなしみ方があっていい

こんばんは!高尾です(^^♪

そろそろ8月も終わりですね。・・・の割には、まだまだ猛暑は続きそうですが💦💦
まさか、暑さにいのちを奪われるなどつい何年か前までは夢にも思っていなかったのですが、とにかく1日も早く、いのちの危険性がなくなるところまで涼しくなってほしいです。

この週末は、その猛暑の中にもかかわらず、鎌倉小町/六本木ともに多くの新規の方々が来室されました。鎌倉では、お部屋の窓いっぱいに広がる木々を眺めながら、六本木でも、キャンドルの揺れる灯りを眺めながら、ゆったりとした時間が流れました。

それぞれが、重く切ないものがたりでした。
言葉にすることにより、苦しい思いが込み上げてきてしまいますが、それでもどこかで思いを吐き出さないと、負のスパイラルがただただグルグルと回り続けることになってしまいます。
ご自分の手で、この回り続けるスパイラルにチョキン✄とハサミを入れるということ。とても勇気がいることですが、もしも「このままでいいのだろうか?」という声がご自分の中で生じているのであれば、どうぞお話しにいらしてください。
こうでなければ・・・ということはありません。かなしみの色も形も、そしてかなしみ方も、いろいろあってそれでいい、、、のですから。

ご家族や親しい方と、かなしみを共有することが難しいとお話になる方がたくさんいらっしゃいます。相手を困らせたくないという優しさからだと思います。
でも、今はまずご自分のことを1番大切にしてください。だからこそ、第三者であるカウンセラーを頼ってください(^^)

大切な方を亡くされてから、ずっと気持ちが張り詰めて、身体が縮こまっていたのではないでしょうか。。。五感を緩め、心身をほぐし、ホッとひと息つく時間をBe-ingでお過ごしください。どのような時であろうとも、そのような時間を持つことはとても大事ですから。。。

私もカウンセリングの合間に、リフレッシュしてまいりました!
鶴岡八幡宮で年に2回開催される『骨董市』。境内を横切るように、様々なお店が軒を並べます。お店の人も我々お客の方も汗だくになりながら、それでもとっても楽しそう(*^^*)
そして不思議なことに、こんなにも暑いのに、なぜか木陰に入るとスーッと涼しい風が頬を撫でていき、一瞬涼を感じるのでした🎐

びっくりするほど涼し気な音色のティンシャと

 

涼し気な色合いのガラスペン

我が家に持ち帰りました!!

過去と今がちゃんとつながった!

おはようございます!高尾です(^^♪

昨日は突然の雨が何度か降り、今朝は庭木が潤っています。水を撒いても撒いてもすぐにカラカラになってしまうので、こうやって時折お湿り程でも雨が降ってくれるのは、本当に助かります。

先日久しぶりに、IBMで働いていた頃の秘書仲間4人で集まりました。最後に集まったのが2016年だったらしいので、実に7年ぶりということになります。
4人とも入社当時六本木に配属されていたので、よく社員食堂でお昼ごはんを一緒に食べていました。そういえば、当時社長だった椎名さんは、毎日必ず社食にいらして、アイスをひとつ召し上がっていました🍨 ひょっとしたら、社員のお昼休みの様子を毎日視察されていたのかもしれません。

たまたま大学が同じだった人、たまたま名字が同じで研修で隣り合わせになった人、たまたま同じ本社で働いていた人。。。その、たまたまのめぐり逢わせでの出逢いから何十年もたった今も、集まれば当時の懐かしい話に花が咲きます。
なんとなくぼんやりとしていた想い出が、誰かの一言で鮮やかに蘇ってきたりして、「あの頃私達、青春してたよね〜✨」と一気に気持ちがタイムスリップします。当時会社の保養所だった鎌倉の「かいひん荘」というレトロな旅館に泊まり、鎌倉花火大会をみたことや材木座海岸で海水浴をしたこと、などなど。。。

それぞれがIBMを離れ違う道を歩んできた30年余りの日々が、あんなこともあったよね、こんなこともあったよね、と語り合う内にだんだんと解きほぐされていき、今抱えている悩みやこれからの不安などもちらほら出てきて・・・
学生時代やOL時代の友人には、あれやらこれやら説明しなくとも、どこか自分のことをわかってくれているという安心感があって、「自分がどう思われるか」を気にすることなく「自分がどう思っているか」を素直に話せるような気がします。
思い起こせば、お互いの結婚式、親の葬儀、出産などなど、人生において、嬉しい時や悲しい時には必ず側に寄り添ってくれていた仲間でした。

いろいろと話す内に、社会人として働いていたあの頃からの自分の歴史が鮮明となり、同じ六本木で働いている今とちゃんとつながりました。やっぱり、時々は昔の自分のことも大切に想い出してあげないといけないですね(^^)

さて、お問い合わせをいただいて、大事なことをお伝えし忘れていたことに気づきました(・・;)
『湘南ライブラリー/セルフケア・オープンハウス』は、昨年もお伝えしたようにお部屋にエアコンが設置されていないため、この暑さが過ぎ去るまでの間閉めております。あまりにも暑くて💦💦とてもとてもいい時間をお過ごしいただける環境ではございませんm(_ _)m
再開の際にはご連絡いたしますので、
秋色に染まった逗子や鎌倉に是非お越しください。

当たり前を取り戻すために

こんばんは!高尾です(^^♪

台風6号も7号も、大きな爪痕を残し去っていきました。
被災された方々には、こころよりお見舞い申し上げます。

台風が去った後には、再び猛暑が待ち受けておりました。とにかく一歩外に出ると、どこに居ても息が苦しくなるほどの暑さです💦
後1ヶ月ほどはこの残暑が続くとのこと。。。奪われる体力をどう補っていくか・・・生きるためのセルフケアとでもいうのでしょうか。自分に合いそうなものを探しながら、なんとか後1ヶ月、乗り切りたいです!!

長い人生の中で、様々な負担をかけてきてしまった自分の身体。昨年来、DMM.comのオンラインクリニックで頑張りすぎたせいなのか、それとも還暦という年齢を迎えたせいなのか、今までの無理が祟って身体のあちこちに不具合が(;_;)
耳の不調、奥歯の痛み、脚の痛み、腕の痛み、そして目眩・・・常に痛みや不快感や不安感がつきまといます。
少しでもよくなりたい!と思う中、「気律均整治療」というものに出会いました。ちょっと不思議な治療法ですが、今までの自分の人生を振り返るいい機会をいただいています。どんなできごとも、恐ろしいほどに今の自分に繋がっているということを、あらためて思い知らされています。
記憶にはないけれども、潜在意識として刷り込まれてしまったできごと。意識はしていたけれども、あ〜やっぱりなぁ、なできごと。あの人の思いやらこの人の思いやらが、いまだに私自身に取り憑いているということ。
大切なことをあやふやにしたままだったり、こころや身体の痛みをきちんと手当てできていなかったり、これはフォーカシングよ!などと問題を棚上げしたままだったり。。。

今までに起きてしまったできごとは、今更どうすることもできません。身体の痛みがそのことを否応なしに教えてくれています。今までのできごとをなかったことにはできないけれども、今とこれからのことはなんとかできるかもしれません。
今まで当たり前だと思っていた痛みや不快感、違和感のない生活を奪われてしまったこともまた、グリーフでありロストです。
その当たり前を取り戻すために、身体を丁寧に手当てしてあげると、こころの痛みも和らぎます。その逆もまた然り。
文字通り痛みのある場所に手を当てたり、さすったり、よくなりますようにと気を入れてみたり・・・
昨日より、さっきより、ちょっと痛みが減ったりするのってこんなに嬉しいんだ\(^o^)/と、気持ちも少しずつ前向きになっていきます。

 

 

こころの痛みは、身体の痛みのようにわかりやすくはありませんが、それでも何かの折にふっとこころが軽くなっていることに気づいていただけたならば、ケア師としてはこの上なく幸せです.:*♡

立ち上がることだけが・・・

こんばんは、高尾です。

今年も8月12日が巡ってまいりました。
年々新聞で報道される紙面の大きさが小さくなってきていますが、それでもちゃんと1985年8月12日に起こった出来事を伝え続けてくれています。

あの日、空に飛び立ったまま、そのまま星となられてしまった520名の方々のご遺族の多さを思うと、どれだけのかなしみがこの地に溢れていたことでしょうか。。。
そして、38年という月日の長さを思うと、すでにあちらで再会されている方も多くいらっしゃるのではないかと、安堵する気持ちにもなっております。

ケアの現場ではよく、「このかなしみが消えてなくなる日は来るのでしょうか?」「どうしたらかなしみを乗り越えることができるでしょうか?」「忘れられる日は来るのでしょうか?」と尋ねられます。

多くの方々からお話を聴かせていただく中で強く感じることは、愛情とかなしみは背中合わせであり表裏一体だということです。大切な存在であったからこそ、喪ってしまった今、深いかなしみが胸に押し寄せてくるのだと思うのです。
だからこそ、かなしみを消してしまおうとか、忘れてしまおうとか、かなしんでいるご自分を否定する必要などないのです。それほどまでに大切に思える人と出逢うことができたご自分の人生の意味を少しずつ言葉にすることによって、いや、言葉にすることができないような深い思いがこの世には存在するということを知ることによって、大切に思う気持ちとかなしみとが溶け合っていくのだと思います。そこに、乗り越えるべきものなどないのではないか、と私は思うのです。

御巣鷹山で散ったたくさんのいのち。そして、遺された人々が流したたくさんの涙。そして、その後のたくさんの様々な人生。
美谷島さんのように、息子さんの死と向き合い、メディアを通して彼の死を無駄にはしたくないという思いを伝え続けることのできる方もいらっしゃいます。その一方で、体調を崩されたまま、その後の人生をずっと床に伏せておられた方も存じ上げています。どちらも、その方の魂が望まれた人生です。

PTGという心的外傷後成長を目指すこともグリーフケアの大きな意義のひとつではありますが、「早く人生を終えてあの世で愛する人と再会したい」と、それだけを望みギリギリのところでただ息をしているだけ、という生き方も、ケア師は時に受け容れていく柔軟さと強さが必要とされるのです。

かなしみのどん底で生きていくことでしか救われない魂もあるということ。立ち上がることではなく、それを望まない向き合い方、生き方もあるということ。なにもできないことへの無力感を感じつつも、その人生観にただただそっと寄り添うということ。これもまたケア師のあり方なのです。

それでもやっぱり、少しでも光のある方へ・・・と望んでしまいます。少しでも笑顔になってもらいたい・・・とも願ってしまいます。でも、それがクライアントさんの思いではないこともあるし、なにがなんでもそうならなければならない、ということもないのです。

Be-ingでは「こうでなければならない」ということはありません。
あくまでも、クライアントさんの「こうありたい」「こうなりたい」の気持ちを大切に、お話を聴かせていただく場所であり続けたいと願っています。

早めに手当てしてさしあげましょう.。.:*♡

こんにちは!高尾です(^^♪

甲子園も始まり、今年の夏も中盤にさしかかってまいりました🍉
とはいえ、この暑さが後1ヶ月以上も続くのかと思うとウンザリしてしまいます(-_-;)

さて、この猛暑の中にもかかわらず、連日グリーフケアにお越しいただき本当にありがとうございますm(_ _)m 定期的に来られる方、初めて来られる方と様々ですが、帰り際に少し笑顔になっていただけるのは、ホッとする瞬間でもあります。
六本木のカウンセリングサロンのエアコンはなぜか床置きタイプで、冷たい風は出るものの足元しか涼しくなりません(-_-;) 胸元から上はきっと30度近くあると思われ、先日も汗を拭き拭きお話いただいておりました💦
数日前にようやくサーキュレータが届き、ブンブンと強で回してみたところ、一気に悩みが解決いたしました🙌
まだまだ暑い日は続きますが、お部屋の中は上から下まで涼しくしてお待ちしておりますので、ご心配なさらずにどうぞお越しください(*^^*)

さて、まだまだ世の中には知られていない「グリーフケア/ロストケア」ですが、必要とされている方が周りにおられたら、このような場所があることをお伝えいただければ嬉しいです。
いっときは、大切な方を亡くされて比較的早い時期に来られる方もおられたのですが、最近ではまた2〜3年経ってからの方が増えてまいりました。

グリーフケアも身体の病と同じで、手当てが早ければ早いほどよいと言われています。立ち上がることのできるきっかけや気づきに少しでも早い時期に触れることができれば、遺された人が残された人生を自分らしく生きていく時間が増えることになります。

どんなに頑張ってみても、かなしみが消えてなくなることはありません。だからこそ、そのかなしみとともにある自分の人生をどう生き抜くか?という課題とどのように向き合っていくか(=グリーフワーク)が重要になってきます。
ただし、どのような課題であっても「向き合う」ということはとてもしんどいです。たとえグリーフによる不調があったとしても、ある意味健康な心身を持ち合わせていないと、ワークが非常に困難となってしまいます。

グリーフによる不調が6ヶ月以上続くと「複雑性悲嘆」へと進行し、そのまま我慢し続けると、「うつ」や「うつ状態」に陥る可能性がとても高くなってきてしまいます。これらの精神疾患に進行すると、その症状のひとつとしての「自傷行為」や「自死行為」が現れることもあり、そうなると社会生活は元より、日常生活にも支障が出てきてしまい、なによりもいのちに対する不安が大きくなってきてしまいます。

だからこそ、グリーフによる心身の不調を長引かせないためにも、なるべく早くに手当てを受けていただきたいと願っています。
Be-ingでは、カウンセリングに慣れておられない方にも気持ちよくお話いただけるよう、様々な工夫をこらしてお待ちしております。
家族・親戚・友人などにお話するのはちょっと気が引ける、、、と思われるのは皆さま共通の思いです。心配をかけたくない、気を遣わせたくない、気の毒とか可哀想だと思われたくない、、、と思いは様々ですが、そう感じられた時には、どうぞ遠慮なくお越しください。
ケア師は全くの第三者として、守秘義務を護りながら、その「かなしみ」にともに向き合い、クライアント様が望まれる未来に向かって歩いていけるよう、お手伝いをさせていただきます。

ちょっと私には・・・と戸惑っておられる方、何を話したらいいのかわからないと躊躇されている方、セルフケアワークショップもご用意しておりますので、手当てされる感覚を味わいにいらしてください。
このセルフケアワークショップでは、グリーフのお話は一切いたしません。ただただ手を動かしこころを動かして、五感の解放を感じさせてくれるワークそのものを楽しんでいただきたいと思っております。解放されたこころで、今自分は何がしたいのか、今の自分が望んでいるものはなんであるのか、、、に向き合ってみると、大切ななにかに気づけるきっかけとなります。

全ての答えは自分の中に眠っています。
ちょっとしんどいかも・・・と思われたら、グリーフ/ロストケア、或いはセルフケアにお越しください。
なくしたものがなんであるかは問題ではありません。
「いのち」「関係性」「プライド」「信頼感」「ペット」「大事にしていた宝物」などなど。。。
なにをなくしたかが問題ではなく、なくした自分がどうであるかが問題です。

ご自分を労り、大切にケアしてさしあげること。暑い日が続く中、ご自分への最高のプレゼントになるかもしれませんよ✨