キャンドルの灯りを見つめながら・・・

こんばんは!高尾です(^^♪

思いの外暖かな年の瀬となっております。
お玄関周りのお掃除をするのがそれほど苦でもなかったので、とても助かりました。

昨日の鎌倉小町ヘルシンキでのグリーフカウンセリングにて、本年のグリーフケアも仕事納めとなりました。

 

先日のキャンドルワークショップで作ったてごねキャンドルを真ん中に置いて、その炎に薪をくべるかのように言葉を置いていきます。

今の思いを言葉にすることによって、たとえ涙が溢れてきたとしても、気持ちの整理ができるかもしれません。

 

チェロの曲が静かに流れる中、噛みしめるように紡がれた言葉たちは、しっかりと私のこころに刻まれました。
ここを訪ねるには、とても勇気がいったと思います。でもその先に、いつの日か一筋の光が見つけられるとしたら、その勇気には感謝しかありません。

 

今年も様々なものがたりが語られました。

たとえどのような亡くなりかたをしようとも、そのかたの人生の尊厳が奪われることなどないのです。それでも「死」は、その方の人生を真っ黒に染め上げてしまうほどの勢いで迫ってきます。だからこそ、遺された方々はその真っ黒な闇を払い除け、「いろんなことがあったけれども、いい人生だったよね。」とこころから言えるその日が来るまで、様々なものがたりを紡いでいくのだと思うのです。
そのかたが「生きた意味」を「生きたことの証」を語り継いでいくことは、遺された者たちの使命のひとつなのかもしれません。
「死」がタブーとなり、やがて誰の口からも語られなくなり「死そのものがなかったこと」にされてしまったとしたら、その方が「この世に生まれてきたこと」や「この世で一生懸命に生きたこと」までもがなかったことになってしまうのではないでしょうか。
それこそが「死のグリーフ」なのです。
どうか、「なかったこと」などにならないように、大切な方への思いを言葉にされにいらしてください。


来年も又、たくさんのものがたりが語られるであろうお部屋の大掃除を済ませて、みなさまのお越しをお待ちすることといたします。

 

本年もどうもありがとうございました(*^^*)
来年は少しの勇気を出して、ぜひ六本木/鎌倉小町までお越しください!
どうぞ、穏やかな年越しとなりますように・・・

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