こんばんは!高尾です(^^♪
突然師走の寒さだったり、9月中旬に逆戻りだったり・・・
何を着て家を出ればよいのか、毎朝の天気予報が頼りです(^_^;)
さて、講演会まで後10日あまりとなりましたので、準備を本格的に始めようと思います。会場の設営やセキュリティーの届け出もありますので、今週末の16日(日)でそろそろお申込を締め切ろうと思います。
後10名様程となっておりますので、そのうち申し込もうかなぁ〜〜〜などと思われている方がおられましたら、お急ぎくださいませ💨
『人はだれでもみな、親しい人と死別しなくてはならない。それは、人生で一番大きな悲しみで、わたしたちは、それでも生きていかなければいけない。親しい人がいたときと、いないときとでは、世界はガラリと変わる。けれど、変わるのはわたしのこころであって、世界ではない。しばらくは、その変わらないことが、どうしようもなくつらいが、変わらないその世界は、親しい人が暮らし、愛した世界でもある。「さよなら」をしたあとで、わたしは、その人が暮らした町で、家で、もしくは、そことは違う遠い場所で、その人がくれた愛情とともに、ゆっくりと生きていく。』(島田潤一郎著「あしたから出版社」P.133より 2022年6月 ちくま文庫)
島田氏は若くして従兄弟を亡くしました。自分のかなしみはもちろんのこと、失意の底に沈む叔父叔母のために1冊の本を出版しようと、それだけのために出版社「夏葉社」を立ち上げました。
英国教会の神学者であり哲学者でもあった、ヘンリー・スコット・ホランドが紡いだ「永遠のかなしみをいやす42行の言葉」からなる詩を翻訳し、この日本で刊行するためだけに。。。
人はだれでも死別を経験します。
親しい人、ときには、自分の命を失っても守りたいと思うような人とさえ、別れます。
それは、人生を生きていくうえで、一番つらい出来事です。
だれかの言葉や、匂いや、音や、光や、空気や、風や、すべてのことが、その人の不在を静かに告げます。
私はもう二度と立ち直れないのではないか。
何度も、何度も、そう思います。
けれど、私たちは思い出すことができます。
その人のいた場所や、いつも座っていた椅子。読んでいた本、ずっと履いていた靴、微笑み、くしゃみ、声、指の先。
その人がどれだけ私のことを愛してくれていたのか。
そのことに思いをはせたとき、私たちは、再び、ゆっくりと立ち上がることができるのだと思います。
「さよならのあとで」
詩:ヘンリー・スコット・ホランド 絵:高橋和枝
あとがきより 2012年1月 夏葉社
さよならのあとの深いかなしみを経験したからこそ気づけることがあります。
大切な人のいないこの世界は、わたしにとっては以前とは異なる世界です。それでも、その人が愛し生きたこの世界は、一見何事もなかったがごとく時を刻んでいくのです。非日常であった大切な人のいないその世界が、少しずつ日常に溶け込んでいき、ふと気づくと、その人を思いながらゆっくりゆっくりと生きているわたしがここにいるのです。
死はなんでもないものです。
私はただ、となりの部屋にそっと移っただけ。
グリーフケアって、言葉にすると、こんなことを思いながら、感じながら、自分の思いを言葉にすることによって、確認し合ったり、質問し合ったり、分かち合ったり、、、なのでしょうね(*˘︶˘*).。.:*♡
大切な人が元気でこの同じ世界にいる方も、まだまだグリーフケアなんて!な〜んて思っておられる方も、この世界は諸行無常でいつまでもずっと同じではないのですから、今グリーフを知っておくことは、決して早いとか無駄だとかいうことはないですよ。
いつかおとずれるであろういざという時のために、玉置さんの紡がれる言葉を大切に、お守りのようにこころのどこかに置いておいていただけるだけでも。。。
また、いつもお伝えしているように、どなたかを亡くす=グリーフでは決してありません。例えば転職するとか、引っ越しをするとか、子どもが巣立っていくとか、ママ友に嫌なことを言われたとか、裏切られたとか、コロナで太っちゃったとか、友達が減っちゃったとかとか。。。世の中は、わたしにとってのグリーフで溢れてはいませんか??
こころがザワザワとざわつく時には、「あっ、今、私はしんどい思いをしてるんだな」と労ってあげて、どうぞおひとりで抱え込まずにお話しにいらしてください。近いうちにホリコミカードも使えるようになる、はず、、ですので、日常生活の中で生じる様々なお悩みを、ご自分の中に眠る治癒力を信じて、そしてその治癒力で解決されにお越しください!!先日作ったアイスキャンドル。美しい陰影を醸しながら、溶けるように燃えています。