『ひとりぼっち』も悪くない

こんにちは!高尾です(^^♪

お天気もよく、逗子の家には風が通って気持ちよかったので、つい徒歩で鎌倉のカウンセリングサロンに向かってしまいました(・・;)
・・・が、数分歩いただけで汗がポタポタ💧💧💧
リュックの中のお弁当も気になり始め、なんとなくクラクラし始め、これはまずい🙁と思ったところに背後から🚌がやってきたので、またもや躊躇なく乗り込みました!いつもならば降りるバス停の1つ手前だったので、結局今日は終点の鎌倉駅まで乗って、そこから少し戻る感じでようやくたどり着きました٩(๑´3`๑)۶

さて、「独りぼっち」「一人ぼっち」

この言葉から、どのような印象を受けるでしょうか?
寂しさとか孤独とか、ひょっとしたら仲間外れ、、、とかでしょうか。
「ひとり飯」が恥ずかしくて、トイレの個室で食べる生徒もいるとかいないとか・・・

確かに誰かと一緒は楽しいし、周りからも、寂しくて可哀想など余計なことを言われずにすむかもしれません。
でも、誰かと一緒もなかなか難しい。。。。
そのことに気づくと、ひとりで行動することも悪くはない、と思えてくるのではないでしょうか。

そもそも、『独りぼっち』の語源は「独法師」で、「法師」が転じて「ぼっち」となったそうです。
「独法師」は家族を捨て、どこの宗派にも属せず、帰るお寺もなく、独り彷徨う僧侶のことをいうそうですが、その姿からは、凛とした使命感のようなものが伝わってきます。もちろん、どれほどの孤独感と戦っていたのだろうか・・・ということもですが。。。

この、ひとり彷徨う様子から、どこにも属せず、ひとりで行動する人のことを「ひとりぼっち」というようになったそうです。
だからなのか、どうしても、寂しさとか孤独感などを感じてしまうのかもしれませんね。

でも、しかし、です!!!
私は自分にはなかなかできないからこそ、この「ひとりで行動する人、できる人」にずっと憧れを抱いております♡独りで行動するのが心地よいから独り、な人は、どこか堂々としていて、カッコよくて素敵です(^^)
分人としての人間の存在を考えた時、誰かと一緒の私は、その誰かの前にいる分人としての私であるわけで、それが本来の自分であり得るかどうかは自分にもよくわからないわけです。
もちろん、たくさんの人間関係があり、たくさんの心地よいがあるわけなので、そこで心地よさを感じられれば、それはそれでとてもいい時間であることは間違いないです。
ただ、時には自分独自の感性でものごとを感じたり、味わったりしてみたいものです。誰かに合わせるのではなく・・・

そんなことに気づき始めた人がチラホラと出現してきたからか、「ひとりぼっち」ではなく「おひとりさま」という言葉が出現し、一人旅や独りご飯にも嫌な視線を感じることなく堂々と出かけることができるようになってきたのかもしれません。

でも、やっぱり、世の中そう簡単に皆の価値観が変わるわけではないので、ひとりでいることに疎外感を感じたり、憐れまれているような気持ちになったり、そのことをトラウマと感じてしまったり、という思いはすぐには消せないと思います。
先日も「ひとりぼっち」だと悪口を言われていると思い込んだ、痛ましい事件も起きてしまいました。
なぜ???なのでしょうか。
ひょっとしたら、とりあえず誰かと一緒にいるというだけで安心して、ひとりでいる人を蔑んでしまったり、憐れみの目で見てしまったり、という無意識の行動を取っているからかもしれません。自分はひとりでいることの素晴らしさも、孤独感も知らないし、ひとりになることの勇気もないのに、、、です。

「おひとりさま」でいることは、誰に迷惑をかけているわけでもなく、問題は自分の気持ち次第なのではないでしょうか?
堂々とひとりでいるためには、ひとりでいることの心地よさや素晴らしさ、強いては、寂しさや孤独を知る必要があるのではないかと思います。
ちゃんと知ることができれば、ひとりでいることも、そして誰かと一緒にいることも、その時その時の自分が望む形で叶えられるように感じています。

だからこそ、オープンサロン de セルフケアの果たす役割も大きいのです。
ひとり静かな時間を過ごしながら、何を感じ、何を思うか。。。
おひとりおひとり違って当たり前ですが、そこから、「おひとりさま時間の心地よさ」と「誰かと一緒にいられることへの感謝」を感じていただければと思います。

私がひとりで歩いてきたのは北鎌倉と鎌倉の間にある「亀ヶ谷坂」。その昔、山を切り出して作った谷戸です。

 

 

 

ひとりで味わうもよし。誰かと一緒もよし。気持ちが自由になれる場所でした。

ひとりぼっちも悪くないな、、、と思えるような絵本を紹介しております。
grief-cafe.com/絵本の花束/
谷川俊太郎さんも同名の詩集を出されていますので、後日紹介いたします!

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