若松英輔先生の「読むと書く」

こんにちは!高尾です(^^♪

昨夜、いよいよ入梅か・・・?
などと思っていたら、本日梅雨入りしたようですね☂
しばらく鬱陶しいお天気が続きますが、こういう時は自分にちょっと甘くなって、気分の赴くまま、気ままな時間を大切に過ごされてみてはいかがでしょうか(^_-)

今日は夕方から出勤→大学院の日なので、なにがなんでも、出かけるまでに、伸び放題の桂の木の剪定をしようと決めていました💪

小雨の降る中、汗だくになりながら、あの「伸びる剪定ばさみ」を駆使し、なんとか形を整えました。
今、遅いランチをいただきながら、満足感に浸っています(^^)

さて、先週の土曜日、若松英輔先生の「読むと書く」というセミナーに参加してまいりました。
昨年の上智での講義以来、先生の著書を何冊か読ませていただき、その言葉の奥深さに溜め息さえ出てしまっています。
それでも先生は、「言葉たりえない思い」がそこには存在し、その「言葉たりえない思い」や「行と行とのあわいにある思い」を受け取ることこそが大切である、とおっしゃっています。

NHKの5月の「100分で名著」は神谷美恵子さんの「生きがいについて」でした。その解説者として若松先生のお話を伺うことができました。

「……….もっとも重要なのは、私たち一人ひとりが、自分で心の底から「生きがい」だと感じられるものに出会うことです。………….」

「今を深く生きることは、過去の意味さえ変える。」

と、若松先生は私たちに伝えてくださっています。

以前にもお伝えした「かなしみを深めること」の意義。
悲しみ……….哀しみ……….美しみ……….そして愛しみ。。。
「かなしみ」は、その思いを深める度、その色や形を変え、表現する文字までをも変化させます。
「かなしみ」は、誰かと出会う場所であり、種子となり魂に根を張る場所でもあるのです。
「かなしみ」の中だからこそ、真っ暗闇だからこそ、一筋の光を感じることができ、その光をたずさえながら、その光をこころの支えとしながら、「かなしみ」と共に歩んでいくことができるのかもしれません。

起きてしまった出来事を変えることはできないけれど、今、こころの中を埋め尽くしているその思いを深めることによって、その出来事の持つ意味は変わってくるのです。
苦しい思いと向き合い、さらにその意味を手繰り寄せ、深めていくことは、とてもつらく、しんどく、そして勇気のいる作業です。
でも、その傍らに佇み、お手伝いをさせていただくために、私たちグリーフケア師がいるのです。
どうぞ、一人で頑張らずに、甘えにいらしてください(^_^)/

頭ではなく、こころで聴く授業は、終わった途端にドッと心地よい疲れが溢れ出てきます。
     
でも、先生の本にサインまでいただき、ちょっと、いえいえ、かなり嬉しい賜り物となりました(^^)

 

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