こんにちは!高尾です(^^♪
朝は雨模様でしたが、あっという間に青空が広がってまいりました。
でもちょっと肌寒いです。この気温差とどう戦うか、、、でしょうか^^;
さて、今朝のNHKあさイチで、『天使ママ』に関する情報が放映されていました。『天使ママ』とは、この世に生まれてくることなく天使となってしまった赤ちゃんのママのことです。
死産・流産を経験された方々が、その辛い思いを吐露することのできる場が必要だということ、そして、そのそのような場があるという情報が行き渡っていないということが語られていました。
いずこも、必要とされている方に必要とされる情報が届いていないのだな・・・と。
流産は7人に1人、死産は50人に1人という、かなりの高い確率で起こり得るかなしい出来事です。それなのに、いやだからこそなのか、医療関係者の思いやりのない対応に天使ママたちはさらに傷つけられているのです。
私も、まだ心臓が動いたままのちいさな天使を、なんの躊躇いもなく私の眼の前で医療廃棄物のごみ箱に棄てた女医さんのことが、30年以上経った今も忘れることができずにいます。それほどの衝撃でした。
そしてもうひとつ。この子がこの世に生を授かったという証をなかなか見つけることができないのです。この、なんともいえないモヤモヤとした気持ちは、きっと経験した者にしかわかり得ないものなのです。だから周りの人は、どうぞ慰めようとか元気づけようとか考えず、必要とされれば話をただただ聴いて差し上げてください。
Be-ingでは、とてもデリケートな問題だという思いから、Tiedeur〜ぬくもり〜という別のサイトを作ってご相談を受けております。この8年間に、たくさんの『天使ママ』たちが訪れてくれました。
中には、うつ状態に陥る方も少なからずいらっしゃいます。医師の診察を受け、公的な支援を受けながら、心身と生活を整えつつ復職された方もいらっしゃいます。ご夫婦で来室された方もおられました。
周りの人には話しづらい、何度も何度もかなしみとともに繰り返し襲ってくる怒りや憎しみは、そのまま放おっておくと、絶望感や孤独感へと形を変えていくこともあるのです。
どうぞ、まずはTiedeurのサイトからメールをお送りください。ここでは、流産・死産だけではなく、中絶された方のご相談も受け付けております。
思いもよらなかった出来事だと思います。
辛いからといって忘れてしまうのではなく、その思いをたくさん言葉にして、どれほど大切な存在であったかををこころに留め置きながら、それではこれからどう生きていこうか・・・を語ることのできる場であって欲しいと願っています。
北鎌倉の葉祥明美術館には、いろんな事情で旅立った天使たちの言葉で綴られた絵本がたくさんあります。葉祥明さんは、このような形で天使ママたちに優しく寄り添ってくださっているのです。
絵本の花束でもご紹介いたしますが・・・
「かならず もう いちど あえるし、おもいだしてくれれば いつでも ぼくは あらわれるし・・・」
(「ひかりの世界」より 2016/12/30発行 佼成出版社)
「この世に起こることはすべて、いいことにも悪いことにもふかい意味がある。大切なのは、そのできごとから学ぶことなんだ。」
(「もういちど 会える」より 2001/9/30発行 大和書房)