対話から生まれるもの

こんばんは!高尾です(^^♪

またもや随分と間があいてしまいました(-_-;)
過ぎ去って思うこと。
とにかく今年の夏は暑かった!長かった!!ということでしょうか・・・
紫陽花の季節は梅雨のはずなのに、雨も少なく既に夏が始まったかのような暑い日が続きました。そしてそのまま10月まで今年の暑い夏は続きました。
そろそろ長かった夏のお疲れが出る頃だと思います。どうぞ無理をせずにご自愛くださいませ。

現在運営している『街かどグリーフサロン Teahouse AlonAlone』は、Be-ingを母体とするグリーフカフェです。ただ、まだまだそのことは周知されていません。

先日、何度か来てくださっているお二人連れのお客さまとお話をさせていただく機会がありました。
月に1度お二人で鎌倉を散策され、必ず立ち寄ってくださるとのこと。

 

こちらのお部屋で寛がれていましたが、ここに絵本が置かれている意味や宛先のない手紙を「手紙寺」でお焚き上げしていただいていることなどをお伝えすることができました。

とろけるジェラートを召し上がりながらの対話は、少しずつこころまで緩めとかしていき、ご自身の大きなご病気のこと、最近見送ったお母様とのお別れがとても辛く、ずっとその後悔や罪悪感を抱きながら今日まで苦しい日々を生きてこられたこと、近々手術を控えていて不安でしかたがないこと、、、などを言葉にされました。
もうおひと方も、最近ご両親を見送られたらしく、傍らでうんうんと頷きながらお話を聴いておられました。
そしてお二方ともに、気持ちが軽く楽になったと優しい笑顔で帰っていかれました。

どうしても最期の場面がこころを支配してしまいがちですが、でもあんまり「可哀想、可哀想」と思ってばかりいると、その方の人生全てが可哀想色に塗りつぶされてしまいます。自分で選ぶことのできない人生の終わりではありますが、それでもそれは、その方の人生のほんの一部分でしかありません。勿論楽しいことばかりの人生ではなかったでしょうが、でも幸せなこともたくさんあったに違いないのです。だからこそ「可哀想」から少し離れて、その方の生きてきた道を尊厳を持って受け容れていくことが、遺された者の使命なのではないでしょうか。

対話を通じてしか生まれないものがあります。
「話す」ことによって、ずっと背負ってきた重たい荷物を「放す」ことができるのかもしれません。

これからも不安にかられたり、重い荷物を背負うこともあるでしょう。そのような時こそ、『ここ』にいらしてください。

ここ街かどグリーフサロンは、気持ちがざわついたり落ち着かない時の居場所として、或いは五感を整える場所として、扉を開けてお待ちしております。

 

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